久し振りに釣り台に乗る。

竿はお気に入りの京楽 志野、竿掛け・玉の柄は珍しく竿春きよ志。

 

水の上を朝モヤが立ちこめる。幽玄的と言うのだろう。釣りキチ三平、矢口高雄の世界だ。

 

池の水深は2本ほどでバラグルの底釣り。

対岸の林に向かって、気持ち良くエサ打ちをする。

 

 

気付くと足元に竿が浮いており、慌てて握りを持って持ち上げようとするが、竿掛けにぶつかってしまう。

鬱陶しいなぁ、と竿掛けから外そうと横にスライドさせたところでバキッと音とともに元竿の口に近いところが折れてしまった。

 

「あぁ、また、やってしまった」

 

と沈んだ気持ちになる。

ここ1年ほどの間に、何度、トラブルを起こしただろう。

いつになったら学ぶのだ。

自分自身への憤りはなく、深く、深く落ち込んでいく

 

変な夢を見たものだ。

アホくさい夢オチに苦笑いするしかない。

 

今日はお彼岸の最終日。

水曜日に行く墓参りの予定を今日に延ばしたことが無意識に引っかかっていたのだろうか。

一昨日は1年以上ぶりに父親と話しをし、そして今日の夢だ。

「何かやっていないかい」

と昨年から連発しているトラブルについて聞いてみたいのだが、

オレのせいにするんじゃないと怒られそうだ。

 

それにしても、池の雰囲気は幻想的でとても良かった。

夢なんざ、所詮、脳の錯覚と判ってはいるのだが、

もう一度、あそこで遊んでみたいものだ。

 

それでは、また。