6時ころに駐車場に到着する。すでに他の釣り人は入場しており、せかされるように入場する。

 

 

一番浅い桟橋の右端から、Oさん、会長、自分、Sさんの順に入る。他の桟橋はがら空きなのに隙間なく入る。独りだったら絶対、他の桟橋に入っていただろうな。

 

Sさんは9尺。力玉か感嘆セットでヌキかチョイ掛けで来るだろうから、同じようなタナでの段底は効かないだろうし、バランスなら尚更だろう。浅ダナでのグルバラセットで大きいのを拾いつつ、ポツポツ上げれば勝てるかなと考えて8尺を出す。

 

 

道糸は東レ将燐へらフロロの0.8号、ハリスは将燐へらフロロで上が0.5号で12cm、下が0.35号で45cm。鈎は上が角マルチ7号、下がコム1号。ウキは忠相Next Zone 8番。

バラケはGD60cc、セットアップ120cc、セット専用バラケ60cc、水60cc。クワセはグルテンα21 60cc、水60cc。

 

第一投目は周りより少し遅れて7時20分。手返し良く打ち込んでいくと、10分くらいでフニャとしたアタリに手を出すと、タナから1mくらい上で掛かって、直ぐにバレる。下から上がってきたというより、上のこぼれエサを拾って来たのだろう。タナに誘導するような釣りになるのかな、それは厳しいなぁと予想する。

 

案の上、更に10分ほどかけて胸ビレ付近にスレ掛かりする。

 

ここでハリスを60cm、鈎をイズナ3号と変更する。この変更で10分も掛けずに片目があく。数枚拾うとウキの動きが悪くなる。ここで、ウキ下をメーター、セミカッツケと上げていくとウキは多少動くようになってくる。力玉を使うことも考えたが、春の円良田は大型一発があるので、グルテンで通そうと決意する。

 

バラケが無くなったところで、本格的に浅ダナにしようとゴソゴソと仕掛けを探すとSさんが竿を仕舞い始めている。何にするのと聞くと12尺での浅ダナという。同じタナでは持っていかれちゃう。だからといって、段底やチョーチンは釣れそうにない。困ったなぁ、とバラケを作り換える。

GD60cc、水60cc、セットアップ120cc、セット専用バラケ60cc。

 

水を入れるタイミングを変えることで少し持ちが良くなる。チラッと左を見るとウキの近くにヘラが見える。思ったより浅いところに定位してくれそうだ。これならばと、仕掛けを替える。

道糸を東レ将燐へらTYPE-Ⅱ0.8号、ウキを忠相Studio Design ShallowのSサイズに交換した以外はチョーチンと同じ。

 

先ほどの無理矢理なタックルと違って、この変更によって釣りがしやすくなる。

しばらくするとポツポツとだが釣れるようになる。この感じならSさんに追い付けるなと思っていると、道糸がガチッと結ばれてしまい解けそうにない。せっかく良い感じのサワリが出てきたのにとブツブツと文句を言いながら10尺の仕掛けを詰める。しかし、浅いところの底釣りに使っていたようでスイッチシンカーが必要となる。0.2gも持っているが使う気になれない。仕方なくウレタンチューブ、ウキ止め糸を出してヨリモドシ周りを整える。

 

やっと一段落がつき、再開する。

地合いは完全に落ちてしまい、サワリすらもらえない。天気予報と違って、一向に曇らない。雲は見えても頭の上まで来ずに後ろの方をユルユルと流れていく。どうしようかなと思って空合わせをすると、バキッという音と共に竿が目の前に落ちてくる。会長に寄せてもらって事なきを得るが、元竿の口が割れてしまった。

 

釣っている途中で何度か継ぎ直ししているのに。

何で例会の時に。しかも、ウズラ握りの元竿なんだよ、しかも純高野なのに、と恨み節というか、溜め息が出てしまう。

昨年から立て続けにお気に入りの竿を折っている。本当に嫌になる。

 

予備という訳ではないが、同尺の京楽 瑞祥を持って来ていたので交換する。

こうなると釣ることは二の次で、空合わせすらもオドオドとしてしまう。

 

食わせのグルテンをわたグルに変えてみたが、これは失敗で余計アタリが飛んでしまった。わたグル単品はやらないので知らなかったがネバがキツイと感じた。厳寒期ではないので、そこまで粘らなくても良いのだが、と思いつつ2枚ほど拾って納竿となった。

 

釣果は9kgチョットとSさんに追い付けなかった。彼との差は枚数で3~4枚いかない程度だろう。2回のトラブルが悔やまれる。

 

まぁ、浅ダナ、それもカッツケとなると軟らかい竿でしのぎたい。合わせたときに伸されるのが嫌なのだ。その意味で面白い竿だし、期待に応えてくれたのだが壊してしまった。次の例会は鮎川湖。やはりカッツケ勝負になるだろう。そう言えば、昨年は魚心観の穂先を持って行かれた。本当、どうしようかな。

 

それでは、また。