先日、雑誌の取材に気付かずに隣りで釣りを始めてしまった。釣りをしている間は邪魔をしていないか心配だったが、釣りを終えて帰る頃になると写真に入り込んでしまっているのではないかと心配になってきた。撮影のプロだけあって、自分の顔だけでなくバックのボロさは判らず一安心した。さすが、写真の美しさに定評がある雑誌だけある。
さて、そのバッグだが、いい加減買い換えたい。
今使っているものはかれこれ3つ目になり、ショルダーベルトがボロボロになっている。ちなみに、同じシリーズの竿ケースは5つ目になる。
(現在、使用しているのは左側のオレンジ)
毎年、新製品に注目しているのだが、どれもこれもデザインが好きになれない。
(新製品は以前のものよりロゴマークが小さくなったが、それでもデカい)
クロコダイル地らしいが、そんなのはどうでも良い。嫌だと思っている理由はハッキリしていて、会社のロゴマークをデカデカと前面に出したデザインが受け入れられない。
それに、百均のダイソーが似たようなロゴを前面に出してきたこともある。
いずれにせよ、あのデザインは好きになれない。
それにしても、どのくらいのユーザーに支持されているのだろう。
例えば、The North Faceを挙げる。少し前にはロゴマーク全開のリュックが流行ったが、今はあまり見かけない。
(BC Fuse Box)
気のせいではないかとHPを見に行くとロゴマークがワンポイントとして入ったデザインのみがヒットする。
20年以上昔にArizonaに住んでいたときに初めて同社を知ったのだが、ロゴマークは当時もワンポイントとして使われていたものだった。その頃から今に至るまで通用する普遍的なデザインだと思う。
DAIWAに話を戻すが、社名をグローブライド株式会社にし、ロゴマークを変えた頃は釣り業界以外でも話題になったものだ。
この頃にリリースされた防寒着とレインウェアは好きだし、今でも着ている。当時、仲の良かった店員には街着としてきても着れる服が欲しいと相談し、The North Face、パタゴニアと共に候補に入れて検討していたほどだ。ロゴが変わった翌年か、翌々年に出た新製品が好みでなかったので店員に文句をいうとデザイナーが辞めたと教えてくれた。本当か判らないが、そう思うと納得がいく。あの頃の感覚に戻れないだろうか。
それにしても、どうしてブランドロゴをデカデカと出したデザインを好む人が居るのだろう。この問いに対して
「“GUCCI愛好家”かまいたち濱家 ロゴ強調アイテム好むワケ」
という記事を読んで納得した。
彼が言うには、
「高いお金を出して買っているのにグッチって分からへんかったら、なんで着てんねんと思う」
と、特にロゴが強調されているものが好きだという。共演者に
「お前ぐらい背が高くて街を歩いてても気付かれるやつが、胸に“グッチ”って恥ずかしくない?」
と指摘されても
「俺はグッチを買えるところまで来たぞっていう意味のグッチです」
と答える。
そして、ブランド物はデザインでなく、ロゴを買っているだと豪語しているらしい。
ここまで来ると批判する気も失せ、逆に応援したくなる。
ただ、さりげない方が粋だと昔から思っている人も居るだろう。是非とも、そのような需要に応えていただきたく。
それでは、また。
追伸
DAIWA のロゴマークが嫌いというわけではない。佐藤可士和がデザインし、2018年にD-VECと名付けれたものは、昔より良くなっている。
(D-VEC、登録商標6696326号のものからD-VECを除いたもの)
(古いタイプ。登録商標3137277号)
ただ、同じ佐藤がデザインしたVECTOR DAIWAの方が好みだ。
(VECTOR DAIWA。商標登録はされていないかと)