新大宮バイパスから西大宮バイパスに入り、西大宮駅近くの出口で下りるのだが、下りて直ぐにある幅寄せを通るのが嫌なので更に先の出口に向かうと出口は荒川を越えた先にあった。「マジかよ」と出口を右に折れ、更に進んだ河川敷手前の施設でUターンして元のバイパスに戻る。結局、着いたのは朝ドラが終わった頃だった。昨夜は夜中の1時半過ぎに寝て、頑張って朝6時前に起きたのに最後に無駄な時間を費やしてしまった。幸いなことに駐車場は空いており、席がないということはわかり一安心。しかし、逆に釣れていないことも判ってしまった。

 

支払いを済ませて事務所の前で全体をザッとみると中央桟橋のクランクになったところが3席空いている。左側端に居る人はアウトドアのチェアに座っているので初心者のようだ。その隣の人が教えているのだろう。そんな彼らは遠慮して隣から離れたのか、逆に周りが避けたのだろうか。まぁ、何とかなるだろうと彼らの右に入ることにした。

 

(事務所前から)

 

 

(左隣りは某インストラクター)

 

(右側は一つ空けてギッシリと並んでいる)

 

竿は京楽 瑞祥 12.4尺。

 

道糸は東レ将燐へらフロロの0.8号、ハリスは将燐へらフロロで上が0.5号12cm、下が0.35号45cm。鈎は上が角マルチ7号、下がコム2号。ウキは忠相のs Position BTM 10番を選ぶ。

バラケは粒戦40cc、とろスイミー20cc、水100cc、セットガン40cc、段底80cc、ヤグラ80cc。クワセは力玉ハードII。

 

準備をしている途中で気付いたのだが、チェアに座っていたのは取材に来ていた編集者で、その隣は某メーカーのインストラクターだった。取材の邪魔になるのは嫌だなぁと一声掛けようと思ったのだが、一席空けているし、自分の釣り方なら迷惑は掛けないだろう。それに声を掛けても「大丈夫ですので、そのまま釣って下さい」と言われるだろう。う~ん、黙って移動するのも変だし、気にしないことにした。

 

第一投目は8時40分。

10投も打つと黒節程度の糸ズレらしき動きが出たがそれだけだ。今日も浅いタナに定位しているのかと慎重にバラケを入れていくが、バラケが切れたら20秒ほどしか待たないで打ち返し、怪しいときだけ60秒ほど待って様子を見る。右隣りで段底をやっている方が2枚釣ったので見てみると、ハリスは60cmくらいと長めで、ドップリとトップを沈めて釣っている。そこで、開始から1時間を待たずにハリスを60cmに伸ばし、鈎を角マルチの2号に換えてみる。

 

10時過ぎ、一節程度のツンでヒットしたが、唇近くのアッパーのカウント外だった。先ほどの変更で口は近づいてきたように感じたから、クワセの安定感が問題だったのだろう、30分後に片目が開く。

 

 

 

型は9寸程度。この一枚目から両目が開くまで時間が掛ったのだが、フワフワしたウキの動きが地合い落ちなのか、セッティングが合っていないことを意味しているか悩む。

 

まずは、バラケに粒戦細粒を基エサにパラッと2回に分けて差し込むとウキの動きが良くなる。しかし、まだ釣れない。

 

次は、駄目ならば元に戻せば良いや、とハリスを55cmと短く、鈎を角マルチの3号と1サイズ上げた。しばらくしてから、エサのサイズを小さくして口を寄せると、先ほどとは異なりカチッとしたアタリで釣れる。これが正解なのかなと思ったが、しばらく無反応の状態が続く。

 

そこで、ウキを9番に下げてしばらく様子をみてから、エサのサイズを上げて、ややテンポを早めるとアタリが戻ってきた。そこで、エサのサイズを下げるとパタパタと2枚釣り上げる。今日はこんなところか、と上がりベラを狙ったのだが、14時にヒットしたのは胸ビレ近くのスレでガクッとくる。「まぁ、自分らしいか」と上がりスレで納竿した。

 

手順を追ってタックルをチューニングすることで釣れたのはよかった。今日は時間が無かったこともあって、ハリスの長さと鈎を同時に換えたが、本来は片方ずつだよと指摘されるだろう。さすがに凸だったら、もっと慎重にチューニングしていただろう。自分の勘に賭けたというか、昔より怠け者になったのだろう。鈎は現場結びだし、仕掛けも全尺揃っているどころか、かなり歯抜きだし。もっと真面目に釣りしなよ、と会長や先輩方に怒られそうだ。困ったものだ。

 

それでは、また。