6時半に起床したが、今年一番の寒さということもあって布団から出てこれない。寒いところでバタバタと動くのは体に悪いとエアコンをつけて、しばらくの間、タブレットを片手に釣り場や食べ物やを探したりする。8時前になったところで着替えを済ませ、竿ケースの中の竿を入れ替える。どの竿を使おうかと暫し悩んでから、楽しむならば京楽、そして沢山釣れたら晃月に変えようと追加する。この作業は悩ましく、楽しいものだ。

 

家を出て暫くすると新大宮バイパスに出る。道満もチラッと頭にあったが、ナイロンの仕掛けを全て置いてきてしまったので諦めるしかない。結局、武蔵一択なのだが仕掛けの道糸はフロロ1.0号、ハリス掛けに入っているのはコム1~2号、イザナ1~3号と超小鈎しかなく現地結びしかないのだが、ハリスは0.5号しかない。まだ、水温は極端に低くないだろうからバランスが良さそうなのだが、武蔵といえば段底だろうし、そろそろ段底で遊びたい。そんなことを考えていると松屋に到着する。ここの朝食は好きだが、本当はソバが食べたい。立ち食いで良いのだがバイパス沿いに見つけられない。埼玉県人のソウルフードといえば案山子だが、テレビに出たりしたせいか庶民的でなくなってきた。ハーフサイズのソバにソーセージと目玉焼きが付いた朝定食にかき揚げを加えると680円になる。40年ほど昔は、かけそば・うどんが180円、それも看板に大きく書いてあったほど庶民的だったのに。

 

 

9時過ぎに池に着くと駐車場は小雨でウッスラと濡れている。心配になって天気予報を確認すると雨量は0mm/h。ウェザーニュースなので大丈夫だろうと荷物をもってズンズンと事務所に進んで、支払いを済ませる。北風が心配だ、と池をみると中央桟橋に4席の空きを見つけたので、そこに入る。確か、66番だったかと。

 

 

 

竿は12尺。

 

 

道糸は東レ将燐へらフロロの1.0号、ハリスは将燐へらフロロで0.5号で長さは上が12cm、下が50cm。鈎は上がだんごマスター6号、下がクワセマスタ―4号。ウキは忠相のek Max BTM 15番を選ぶ。左の方はセミカッツケでウキの動きは良く、釣れていたのでオモリ負荷が大きい方が良いだろうとADを使おうと思ったのだが、右の方は段底だがウキの動きに違和感を覚えたので同じ15番でもBTMを選んだ。

バラケは粒戦40cc、とろスイミー20cc、水80cc、段底120cc、ヤグラ120cc。クワセは力玉ハードII。

 

第一投目は10時10分。2投目から弱いアタリが出るがジャミのようで強いアタリは出ない。10分もすると大きな糸ズレが出たが、それっきりでサワリが出ない。近くにヘラが居ないということはないだろうが、バラケに興味を持ってもらえないようだ。30分以上何も変えずに打ち続ける。その間に弱いアタリは出るのだが糸ズレのようで合わせるようなアタリは皆無。開始から1時間ほど経ったところでバラケのサイズを小さくしていく。しかし、ウキの動きはさらに無くなってしまう。遠巻きが原因と踏んでいたので暫しの間、単純なエサ打ちマシーンと化してしまう。しばらくして、自分にしては粒の量が多いなと手水をうってセットアップを差す。そして、2回目の手直しでウキの動きが良くなってきた。これで釣れるだろうと期待するのだが、まだ釣れない。周りで凸は自分だけだろう。薄着だったこともあるが、釣れないせいか寒くて仕方ない。舐めてかかるんじゃなかったと反省する。

 

アタリが欲しくて自分としてはバラケを大きめにしていたのだが、少しずつ小さくしていくと3節ほどのスレアタリが出た。ここがチャンスと集中した2投目、スッとバラケが抜けてから20秒ほどでツッと一節入ってヒットした。弱く感じたのでスレたかと思ったが上唇のど真ん中に掛かっていた。

 

 

前回と同様、釣れちゃった感が残念だが、無事に片目が開いたということで良しとした。それにしても12:50とは直に帰れないじゃないか。クソ寒いのに今日は閉園コースだなとホットティーを買いに行く。

 

すぐに両目が開くだろうと期待するものの次がでない。この頃にはタックルが合っていないと確信していたので13番に交換する。変えて投目、空合わせを入れるとヒットする。スレだろうという予測を裏切り、シッカリと口に掛かっている。今度はエサを小さくしてもウキは動くことから、タックルが合っていなかったのでエサの接点が狭かったようだ。ただ、まだ食ってくれない。1時間ほどエサのサイズやエサ打ちのテンポを調べてから、S Position Bottomの10番と大体0.2gほど軽くした。これが良かったせいか、ポンポンポンと3枚追加して5枚とした。

 

これが正解かなと思ったのだが、さらに釣りたくて粒戦をパラッと入れる。フワフワしたサワリが気に入らなったのだ。さぁ、残り1時間で何枚出るだろうとワクワクする。不思議なもので、このころは寒さがあまり気にならなくなっていた。

 

しかし、期待に反してウキの動きが悪くなっている。粘りが気になるのだが、残りエサが少ないので手直しする気になれない。エサ付けで何とか一枚釣ろうとするものの全く釣れなくなって納竿となってしまった。

 

こうやって思い出してみると、明らかに「武蔵の池」こと「ムサシ野池」を舐めていた。一瞬だけ丁寧に対応するのだが、直ぐに釣りたくて、こんなものだろうと大きく調整して失敗している。実家に帰ったし、病気もしたこともあって釣行回数を減らしたのだが、勘が鈍っているというか、ゆとりがないというか、とにかくダメダメだった。40枚釣ったというHALUさんの記事を読んで深く反省する次第である。

 

それでは、また。