先週のことだ。

円良田湖での例会が終わったときに別の会で来ていたダム常連のKさんから「今日、乗っ込んだらしいよ。ここに来ちゃダメだよな」と言われた。腹パンを釣るつもりはないので、さぁ、来週、どうしようかなと思った。間瀬湖石垣前も考えたが、人が多いだろうから行く気にならない。同じボートならばノッコミに関係しないヘラが釣れるだろうと考え、土曜の夜からバッテリーを充電した。5時前に実家を出て、家に寄って道具を積んでから神流湖に向かう。駐車場に着くと、ハタいてはいなかったが、多くのヘラが岸寄りをウロウロしている。道具を積んでいると桟橋で釣っている方が「42cmが出た」と教えてくれた。岩盤ならノッコミと関係ないヘラが居るだろうと大栃ワンドに向かう。

 

 

桟橋を出て、少し落ち着いたところでビールを開ける。操縦しながら周囲を眺めるが、犬目ワンドに入ってくるとヘラの気配が薄くなっているように思える。

 

 

旧山水桟橋にオカッパリが数人居るようだ。ボートは見えないので釣れなかったら、桟橋があった岬周りを狙おう。

 

 

およそ30分くらいかけて到着する。混んでいたら柚木沢に向かうつもりだったが、オカッパリに1人いるだけだ。大栃の常連であるOさんがいないことから釣れないことは判る。桟橋付近とは様相は全く異なり、ジャミも含めた生命感か感じられない。魚探が使えなかったので底が判らないが、記憶を頼りに馬の背になっているであろう所にボートを固定する。

 

竿は12尺。右、真正面、左に打ち分けるとエサ落ちが異なる。底に着いているようだ。タナ取りはせずにナジミで判断することにする。

 

 

道糸は東レ将燐へらフロロの1.0号、ハリスは東レ将燐へらフロロ0.5号、上が50cm、下は65cm。鈎はだんごマスター6号。ウキは忠相Next Zoneの10番。

 

エサはカクシン240cc+グルバラ120cc+コウテン120cc+水120cc。

 

10時30分過ぎにエサ打ちを開始。30分くらい経過したところでジャミの気配が出始める。安定してナジませるのに一苦労するがスレ掛かりしない。何が寄っているのだろう。1ボール目が終わったところでエサを重くする。

カクシン120cc+グルバラ240cc+コウテン120cc+水120cc。

 

 

少しボソを残すようにして手直しした一投目、消し込んでハスが来る。

 

 

コイツがいればジャミは減るかなと期待しつつエサとサイズを調整する。深くナジんだり、ナジまなかったりするのでハリスを42cmと50cmに詰める。これでグッと持たせやすくなる。

 

次の問題は風。ボートが左右に振られるがエサ打ちの場所が少しことなってしまう。右30cmくらいから急に深くなり、ナジミが深くなってしまう。こっちにタナを合わせているので、左に打ったときにナジみが出ないと場所が違うのか、それともエサが持たないのかの瞬間的な判断ができない。

 

飲み物を出そうと左半身になってウキを見ていると、ナジンで直にツッと一節強くはいった。その前のサワリをチャンと見ていなかったので手が出なかった。次はナジんで上がってからズッと入ったので合わせるが手応えがない。しかし、ヘラらしき鱗が付いてきた。回ってきたと打ち返すが、またウキは軽い動きを繰り返すだけだった。

 

少しジャミが落ち着いたのか、エサがしっかりと持つようになってきて、今度は寄せを心配するようになってきた。最初のブレンドに戻す。ややヤワネバで打つ。ウキの動きが重くなってきたが、2匹目のハスだった。しかし、ハスを釣って数投後のウキの動きがジャミと違っており、チャンス到来かなと空切りすると、ガツンと手応えがあってから直ぐに外れてしまった。岩なのか、ヘラなのか。岩であってくれと願うも、ウキの動きは先ほどと異なってしまった。

 

今から上がって桟橋で釣ろうかなと思うも悔しすぎる。

もう、大栃から動かないと決め、竿を10尺に変更する。タックルはハリスの長さが40cmと55cmとやや短いことを除いては12尺と同じ

 

先のエサが無くなったところでブレンドを変える。

カクシン240cc+ガッテン120cc+凄麩120cc+水120cc。

 

 

数投でジャミアタリが出て、10分ほどで3匹目のハスを釣る。

今度はハリスが短いようで微かな受けの後にストンとナジんでしまう。残りエサが半分くらいになったところでハリスを55cmと68cmに伸ばす。これで受けがでるようになった。これなら釣れるだろうと期待していると、ナジミ込みで弱く消し込んだ。合わせるとキュキュという感じで深く突っ込んでいく、これをこらえると右に転回し、そこから沖に向かったところでバレてしまった。スレだろうが、

「何だよ」

と大き目の声が出てしまう。もう、ヘラは居ないようで、残り少ないエサを打ち切り、16時前に納竿にした。

 

何年ぶりかの凸釣行となってしまったが、やり切ったところがあって充実した。

ただ、ハリスが途中でなくなってしまったこと、魚探が使えず、予備を車に置いてきてしまったことは反省している。桟橋と違って取りに戻れないところがボートの難点だ。

今回、ワイヤレス魚探を持って行ったがスマホと連動できずに使用を諦めた。スッカリ忘れていたが、Wi-Fiを介す必要があるためにスマホだけでは繋がらないことがわかった。次はタブレットを忘れないようにしなければ。

 

それでは、また