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 勤務先の通路に・・・これって 何か?   よくよく見れば蛾なんです。
 
蝶なら綺麗とか優雅とか持て囃されるのに蛾となれば忌み嫌われる・・・行動が昼と夜の違いだけで・・・
 
でも蝶とほとんど変わらず夜は懸命に夜咲く花の受粉に努めてその種類も遥かに蝶を凌ぐらしいのですが・・・
 
 中学生の頃 担任の原田先生に蛾の燐粉を顕微鏡で見せられて余りの美しさにビックリ以来この蛾が好きになりました。そう言えば泥沼の生活から頑張って頑張って希望を捨てずに生き抜く姿に感動した映画、泥だらけの純情を観たのもこの頃だったと思います。もちろんこれを機にサユリストとなった庄さんでしたが・・・
 緑が目に鮮やかなこの時期になるとこの頃先生と二人で竹薮に入りシマ蛇の大きいのを獲ってこれを蒲焼と称して野球部の連中に大皿に盛ってご馳走したのも今となっては良い思い出となりました。ただこの年の夏休みに
深夜まで五味川純平の人間の条件を読みあさっていた私、目が醒めたのが朝の9時過ぎ、この朝何故か鼻先まで蚊帳が垂れ下がっていたんです。 なんか異常が判明したのはこの数病後でした。物凄く大きく太っちょの屋敷へびがとぐろを巻いて赤い舌をチョロチョロやっていたんです。蚊帳から転がり出て一目散に畑仕事の清市爺さんにこのことを話して取り除いてもらいました。それまでこの爺さん屋敷ヘビだけは大事にしていたのですが余りの腰抜け庄さんの姿を見てとうとうこのヘビは何処かへ捨てに行ったと言うことでありました。後で思えば可愛そうな事をしてしまったような気がします。この日を境に私のへび嫌いが始まったのは言うまでもありません。日曜日にこの原田先生と高越山の頂上付近の枯れ枝を手で掻き分けながら数センチのメクラヘビ探しで見つけた時の嬉しかった事、脇町の大滝山のヒメシャガが咲き誇るこの紫の花を掻き分けてのマムシ獲りに汗を流した事は当然この蚊帳垂れ事件以前の話しでありました。腕白時代にも何かを契機にして大人しくなるものなのであります。実は先日のクラス会でこの蒲焼の話しを恐る恐るしたところどうも薄々は知っていたようでやれやれでした。こんな事があっても怒ることもなく心良く招いてくれるクラスの友はやはり最高です。さっこの時の写真整理して送ります。