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  小学校5-6年 何故か2年間は宮本 護先生

 悪さをすると 鉄拳が容赦なく飛んで来る
  往復 ビンタは日常茶飯事・・・えッーそれは一寸遣り過ぎと感じた事が・・・
 Hの両耳を持って廊下に放り出した時 なんと耳が切れて出血してました。

 何故かこの先生が大好きで この先生 秋になると理科の時間はほとんど近くの小高い山へ
 連れて行ってくれました。そこで山葡萄やヤマモモ、野いちご、アケビに出会います。
 取り分けアケビは毎年、同じ場所の同じ木になっています。
 今日の4時限は課外授業昼休みは各自、自由行動なんて事を先生から言われると、我々当時の
 悪餓鬼共に取ってはこれはもう最高至福の時間、盆と正月が一緒に来たようなものでした。
 アケビ取りが出来るからなんですー
 3時限終了のベルがなるや一斉に餓鬼共は山のアケビがぶら下がる蔓をめざします。
 教室を飛び出し 廊下を滑りながら駆け抜け 伝い廊下をドタガタいわせて運動靴をつっかけ
 片方が脱げ落ちたのを慌てて拾って、便所の横から近道の田んぼの畦道に出てそこからひたすら
 H子ちゃん家の谷川の坂道を駆け上って行きます。
  ドノ顔も俺こそ一番乗り・・・を目指すツワモノぞろい
 このようにして 手に入れた 獲物の味はまた 格別です。
 中身を口に入れ 天に向かって吹き出す アケビ種、あの味と爽快感は忘れる事はありません。
 こんな競争ばかりしたお蔭で中学校では陸上の100、200、砲丸投げ、走り幅跳び、走り高
 跳び、三段跳び,掛け持ちでテニス部に席を置き秋にはサッカーの助っ人までしていました。
  今年の同窓会で宮本先生の事を聞くと他界されて3年になるとか・・・
                        一度お会いしたかったのに・・・残念でした。