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   住所が○○村大字○○小字○○の頃の話
 堰堤の改修工事が終わって 数年経過した頃,梅雨の晴れ間の夜に
    N邸の裏から幽霊が出る噂が広まっていました。
 当時は各小字毎に有線電話が各戸に設置されていてお茶の時間、農作業の手伝い等
 頻繁に利用され、また井戸端話しの手助けも兼ねて頻繁に使われておりました。
  そんな夜も更けた頃N邸からの有線電話・・・
 お宅のケンちゃんが裏で 幽霊を見たーってウチに飛び込んできたから迎えに来てあげてねー
 アチァー・・・おふくろがー庄さんは怖い物知らずやからハヨ迎えに行てやって・・・の声
 透かさず爺さんがーあのN邸の裏は墓地があった処でまぁー出ても不思議ではないわなぁー
 余計な事を聞かせてくれなくてもよいものを・・・この時ばかりは嫌ぁーな気分になりました。
 今更迎えに行く事を断れず、かといって同伴の要請は勿論出来ず・・・腹をくくって出発です。
 雨ふり後の空は暗く何処からか吹く夜風は気のせいかなんとなく生暖かく感じられて本当にいつ
 出るものが出てもおかしく無い状況でした。
  怯え切ってる弟に乗ってきたチャリを渡して、見送るかたちで帰しました。
 これから裏にほっぽり出されたままの弟のチャリを取って帰る事に・・・
 N邸を出て堰堤に上がる道の中央に放り出されたチャリ・・・これを見て思わず プッと笑って
 しまいました。弟がビックリした姿を想像した途端、不思議な事に私に変な糞度胸がつきました。
 この屋敷の裏、少し東側には椋と榎の大木が2本、道路に覆いかぶさるように枝葉が延びています。
 もしかしたら? この辺に幽霊の正体があるのかも?
  思いついた私、チャリを繁みの東側まで持って行き走って見る事に・・・
 するとワカッたのです。見たといわれた正体が・・・
 それはチャリの下向き気味のライトが雨の溜りにあたって上の繁みに反射すると白っぽい物が後方に
 飛んでいくのです。それも水溜りの数だけ・・・
  この事を後日、弟に話してさしあげましたが・・・
       弟は頑として言い切りました そんなものじゃあない 本当に幽霊だったって・・・
 其の後 その場所で こんな話を聞くことも無く、弟からもこの話はありませんでした。
         なんだったんでしょうかね この時期に思い出しては笑っていますが・・・