


中学の頃 籠の中へ米と缶詰を入れ 親父が軍隊で使ったゲートルを巻いて1泊2日の登山。
脇町の麓から歩き続けて嫌になった頃には夏でも寒い不動の岩屋、急傾斜の鎖の行場、断崖絶壁の崖
に手を添えて渡る鶴の舞・・・緊張の連続で疲れもどこへやら、頂上付近は綺麗な高山植物群の花畑
と白骨の立ち木、熊笹を過ぎた頂は一面の青々と広がる芝生、頂上からの展望の景観に絶句でした。
社会人になってこの素晴らしい感動をみんなに知ってもらおうと連れだしたものの 2回とも雨天
3回目の時などロープウェーまで出来て昔の面影はどこへやらの変貌ぶりでありました。
日帰り出来る手軽な山としては 山川の高越山
数限り無く登った中で高校時代の冬休み悪友6人が1泊2日に登った この日の早朝・・・
朝日を背にした樹氷を目にしたあの一瞬の景色は言葉にはなりません・・・
社会人2年目、当時の上司がこの山に登りたいと言われ一つ返事でオーケー
中之郷を経由、寺社を参拝後、花はほとんど散り落ちた船窪のつつじ公園を過ぎて
急な下りにかかった頃、青空が一気に黒雲に ドーンの雷鳴で夕立になりました。
幸いにして杉木立の中、歩いてきた道は俄かに渓流に変っていました。
半時間もしたら雨も止み下り道も現れて道の境目に足をかけながらずぶ濡れになっての下山でした。
其の後にこの上司から 山登りの誘いはありませんでしたが・・・
都会育ちの彼・・・あの時かなりビックリされたものと思いました。
四国の霊峰 石鎚山
みんなで 登りましたが 夏山は終日雨、冬山は降雪でどちらもその景観を見ずじまいです。
四季を通じて登山はやはり天気の良いのが一番だと思いますが・・・
こんな事を言うと登山のベテランにド素人がー なんてお叱りをうけそうですね。
近年名だたる山は登山家の激増で自然破壊が酷くなっている事を耳にするようになりましたが
そんなに無理して押しかけないよう自己満足の行動は慎みたいものです。
そんな偉そうな事が言えるほどに私の体力は自身がありませんが・・・すみません。
でも行けるものなら姉御と茶臼山あたりに挑戦したいと思っております。
四国の山・・・・・残念ながら山のぼりはもう遠慮しておきます。