先週水曜日、ずっと昔から訪れたかった、千葉県房総半島にある鋸山にようやく行けました。標高329.5mの低山ということで、登る前、正直言って甘く見ていました。車力道から登り、分岐Eまでは割と楽だったのですが、そこから東京湾が望む展望台までは、急な階段が続き、しんどかったです。展望台に着いて、いったん展望を楽しんだ(残念ながら霞んでいて、富士山、天城山、伊豆半島などは観えませんでした)後すぐに、山頂を目指しました。500m、15分ほど、アップダウンの連続でしたが、其れほど苦ではありませんでした。山頂からも東京湾が望めるのですが、こちらは樹木により展望台よりも視界が狭い所でした。また展望台に戻って、展望を前日スーパーで買ったコッペパン、バターロールで昼食を済ませました。
先の急な階段をよく気を付けて降り、再び分岐E地点に。ここから、鋸山の見どころが次々と現れます。この山は、房州石(凝灰岩質)という、耐火性にもすぐれる建築資材が江戸時代から切り出され昭和60年まで続きました、その砕石跡である人工の断崖絶壁が特徴的な石切り場ー観音洞窟、石舞台、ラピュタの壁ーが連続するのです。特にラピュタの壁は、最大垂直面96mもあり、圧倒されました。案内板に石の切り出し方が説明されているのですが、それでも、どうして、こんな垂直に切り出せるのか、まさしく命がけで作業したように思い、感動しました。
山の南側斜面に日本寺という10万坪もの広大な境内をもつお寺ー聖武天皇の勅詔を受けて行基が開いた勅願所ーがあり、そこの入り口に行くにも、急な登りがあって大変でした。有名な「地獄のぞき」という展望台も、この境内にあるのです。下を覗いても意外にそれほど怖くはなかったのですが、風が強い日などは結構危険なのではないかと思いました。ここから15分ほど階段をどんどん下って、大仏のある広場に出ます。この大仏(薬師瑠璃光如来坐像)は、高さ31.05mで岩壁に直接彫刻された摩崖仏としては日本一だそうです。現在の像は、昭和44年に復元されたということです。
大仏を観て、休憩していましたら、急に疲労を覚えました。だいぶ下ってきましたから、また急な階段を昇るのもつらいので、別の道を辿っていくことにしました。それでも、時に急な階段を昇っていくしかなく、とてつもなく広い境内を恨みました。それでも、北口の隣にある百尺観音の前に出た時は、ほっとしました。この観音像は、岩壁を彫ったものですが、見ごたえがありました。
この後は、ほぼ下りの道、行きとはちがう「関東ふれあいの道」を下りました。しかし、この名前から、緩やかな道のように思わせますが、さにあらず。登りに、この道を選ばなくて良かったです。日本寺北口から浜金谷駅まではほぼ1時間。
着いたとき、乗車する列車が来るのには、一時間ほどありました。



