4月3日、しばらく寝ていなかった私に
兄が少しでも寝ろ
というので少しだけ眠った。


ちょうど今頃。


一時間位寝てハット目覚めて
夫の呼吸確認。

大丈夫

苦しそうじゃない


でも少しして、看護師さんがやって来て



呼び掛けてください!


看護師さんのその言葉に慌てて
夫の手を握って夫の名前を呼ぶ

叫びに近い


夫の腕が
少しだけ痙攣し

それから間もなくして
夫は静かに永遠の眠りにつきました


この時間




この時間
私の時間も止まり
何も考えられなくなりました



そして
あの時から一ヶ月経ちました





優しい夫が
私に仮眠をとらせてくれて、
私が起きるまで  逝くのを待ってくれていたかのようでした


 


ちょうど一年前

夫の声を又聴けた日


希望を持っていけるかも

と涙した日


ちょうどこの時間


一年後の今日は

二度と会えない哀しみに涙してます



昨日は 
夫の諸々の手続きに病院へ




電車での通院でも
いろんな事が思い出されて
道々とても切なくなった





電車でどれだけ通ったろう





夫が急変しても
家には猫達がお腹をすかせてる

猫のご飯係だった夫

よく、一手間かけて
優しくあげてたなぁ


そんな夫は
早く帰って猫にご飯あげて

と言ってるに決まってる



夫に
一人で逝かないでよ
って言って祈って




電車で往復三時間

ご飯をあげてトイレを掃除して


ダッシュで病院へ戻るを何度かした



走って走って転んだりもした




それも想い出に変わった



昨日病院の帰りの電車内


吉川駅あたり‥

電車内の窓が少し開いていて、

そこから心地よい風が流れてきた

一瞬 冷たい風に頬を撫でられたように感じた


その時、

死の前日の夫の顔が浮かんだ

はっきり浮かんだ





苦しそうに
何度も同じ事を必死に繰り返して私に言った顔





  あ・・・・



何だったんだろう

と思っていた



昨日風が吹き抜けた瞬間

[あいしてる]


じゃないかな?って。
ふと思った


ふと思ったから何だか確信に変わった







あまりにも私たち夫婦に
この五文字が無縁だったので思ってもみなかった

からはじまる五文字

ありがとう  
だったのかな
ってあやふやな気持ちでいた




最期の力を振り絞って私に何度も言ってた言葉は



あ・・・・
アイシテル



思わず涙がこぼれ落ちたけど
マスクのお陰で気ずかれなかった とおもう



あ・・・・
アイシテル

だよね?


私も言えばよかった


伝えたかった


ちゃんと
あ・・・・って
アイシテル