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 ”おしりちゃん”になるまで (プロローグ)

 ”おしりちゃん”になるまで ①(幼少期)


こうして幼い頃から、
いつも”自分ではない誰か”のために時間を費やした。

私にとって評価は「0-100」
100でなければ意味がない。

100が欲しくて必死で努力して、
本当は得意でないことに対しても結果を出してきた。

周囲からの期待に応え続け、
常にその評価に怯え、
もう、、、クタクタだった。


ずっとずっと引っ張り続け、

張りつめていた糸は…
 

ある日突然切れてしまう。


きっかけは、高校受験だった。
努力の甲斐虚しく、私は第一志望の都立に合格できなかった。

合否が明確な受験という世界で、
「不合格」の烙印を押されたことは、私の自信を喪失させるには十分すぎた。

受験以来、私は自分のことが信じられなくなってしまった。
第二志望の私立高校に進学するも、脱力の日々。

部活には入らなかった。
何をするにもやる気が出ない。
友達と遊んでいても楽しくない。

テストが怖い
将来が不安


自分が何をしたいのかわらかなかった。
誰かに助けてほしかった。

朝はちゃんと起きるのに、カラダが言うことを聞かない。
徐々に学校に遅刻していくことが多くなった。

今ふり返ると…

軽い鬱状態だった。


そんな私が、高校時代一つだけ夢中になれたことがある。

ダイエットだった。

そしてそれは、私の転落の日々の始まりでもあった。



当時、とある先生がこんなことを言っていた。

「頑張れば何でもできる」
「結果が出ないのは、頑張りが足りないから」



数値で明確に”結果”がわかるダイエット。
素直な私は、この考え方をダイエットに当てはめ、のめり込んだ。

ワカメしか食べないダイエットを始め、みるみる痩せた。
歩くのもしんどくなった。

でも、不思議なことに、ダイエットで”結果”が出ると気持ちが安定した。

「もっともっともっと、、、結果が欲しい」

体重を落とすことが快感になっていった。

これまで体重に興味がなかったため、元々何キロあったかは覚えていない。
しかし、気づいた時には37キロになっていた。
(身長155センチ)

学校に行くために歩くのが辛い
いつもふらふらする
勉強に集中できない
常に疲れが取れない



きちんと食事をすれば解決する。
そんなのわかってる。

でも…

この頃には、食べることが恐怖に変わっていた。

そう、
摂食障害と向き合う長い長い日々が、ここから始まっていく。


ー続くー

 






原案               :おしりちゃん

構成・執筆協力:Akiko Yamada