以前から会話やテレビの音が聞き取りにくく、健診でも耳鼻科に行くよう指導されていた。

 

意を決して2022年5月に近所の耳鼻科を受診し、中等度に近い軽度の難聴だと診断された。

 

医師からは、周囲の人に難聴であることを告げ、はっきり大きめの声で話してもらえばいいと言われた。

治療法はないとも。

 

去年11月にコロナに感染し、特に左耳の聞こえ方が悪くなった。

まるで耳の奥に何かが詰まりかけているかのように。

もしそうであればコロナ感染前の程度の難聴に戻れると期待し一昨日耳鼻科を受診した。

 

しかし診察では異常なく、聴力検査では2年前より少し聴力が低下した程度だった。

 

自覚的な聞き取りにくさと、悪化の程度が合わないような気がしたが、医師からは困っているなら補聴器を使うのはどうかと言われた。

 

日常生活ではそんなに困ってはいないが、職場で小さな声で話しかけられると、言葉が聞き取れず聞き返すことが増えている。

会議でも聞き取りやすい人と聞き取りにくい人とがあり、声質でも大きく違うようだ。

 

知らなかったが、補聴器はメガネのように合わせて作って終わりではなく、合わせて作った後に時間をかけて何度も微調整をする必要があり、その結果聞こえ方が良くなっていくらしい。

 

目が悪くなったらメガネをすることは世間に受け入れられているが、64歳の勤め人が補聴器を付けることは変な目で見られそうで怖い。

 

さあ、どうしたものか。