昨日、南禅寺の参道にあります菊水というオーベルジュに行ってきました。お庭が素敵だという評判は以前から聞いていたのですがお値段がいかついので足が向きませんでした。が、いま、「藤田光憲陶芸展」が開催されています。入場無料でしたので、思い切って訪ねてみました。
場所は南禅寺参道。對龍山荘の向かいです。門をくぐって本館に向かいました。
扉を開けると受付がいらっしゃいましたので陶芸展の見学に訪ねた旨をお伝えすると、会場となる庭園内の茶室まで案内していただけました。
建物を通り抜けて庭に出ました。建物とテラス席のあいだに打たれた色味の美しい飛び石の上を歩いて進みました。
庭の主景であろう大きな松。先日訪ねた京都大原の宝泉院さんの松と同じ種類でした。枝がいくつも落とされているため、以前はもっともっと存在感があったと思われます。
松の向こうに見えているのが展示会場の茶室です。
松の手前には小川が浅く広く流れていました。水はもちろん琵琶湖疎水。清らかでした。
飛び石伝いに進みました。
ここが茶室。
中はこんな感じで作品が展示されていました。低い机の絵に置かれていたり、
畳に敷かれた帯の上に置かれていたり。
お床に飾られているのも藤田先生の作品でした。
水屋にも。
陶芸のことはよく分かりませんが、洗練されてはいるけれど少しの遊び心もある、素敵な作品でした。
たまたま、今回の展示企画をされた庭師さんと茶室でお話をする機会を得、作品について、企画について、またお庭についていろいろお聞きすることができました。冬の企画やその先の遠大な計画がお聞きできました。わくわくしました!
茶室を出ました。縁側の手水。すっきりとしたシェイプで、たいへんオシャレでした。
とても贅沢な空間でしたし、これだけのロケーションならここでランチをいただくのもありだと思いました。
なお、今回の展示は8月18日までです。ご関心ある方はどうぞお急ぎください。