京都市の本法寺に行ってきました。(2022年3月)

 

本法寺は巴の庭(国指定名勝)と長谷川等伯の釈迦涅槃図で有名です。

普段、宝物館には涅槃図のかなり質の悪いコピーが飾られているのですが、3月半ば~4月上旬(2023年は3/14~4/15)には等伯のホンモノが展示されます。幅10メートル、長さ6メートルという京都でも最大級の釈迦涅槃図で、宝物館の2階から吊り下げて展示されています。これは圧巻です。

 

お庭は巴の庭という名で、本阿弥光悦が作ったということになっています。

横から見たらこんな感じ。

奥に見えるのが、涅槃図を収蔵・展示するために建てられた宝物館です。

 

正面から巴の庭を眺めてみます。

写真中央に石橋が見えます。ということはその下に、こちらに向かって流れてくる川があり、こちら側の大海に流れ込んでいるということです。

川の上流には滝の石組みがあります。その石組みのいくつかに、縦に白い筋が入った石が用いられていますが、それが水の流れに見えます。

 

以上が本法寺の二大見どころ。

もし本法寺を訪ねられるなら、ついでに近くの妙蓮寺も面白いですのでどうぞ。

長谷川等伯の鉾杉図が宝物館にありまして、春はだいたい公開されていると思います。