長男

自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群)

特別支援学級の小学二年生。


次男

小学一年生(普通級の定型発達児)

我が家では障害に対してなるべくフラットな考えでいて欲しいという思いで子ども達から疑問を投げられた時は『そういう人もいるんだよ~』とかる~く答えてます。


目が見えない人っているよね?

親→そうだね。目が見えない人は耳で判断したりするんだよ~。


耳が聞こえない人もいるよね?

親→そうだね。おしゃべりする時は手で話すんだよ。それを手話っていうんだよ。


世の中には生まれつき足が無かったり手が無かったりする人もいるし、事故や病気で歩けなくなったりする人もいるよね。


男が好きな男もいるよね?

結婚出来る?

親→そうだね。好きになる人が男か女かはその人によるよね。結婚はどうなんだろ?それは知らないなぁ。


今までにこんな感じで聞いてくることがありました。


疑問には答えれる範囲で、わからないことはわからないと答えてきました。


子供ってほんとにただただ不思議で聞いてくるんですよね。


だから、大人が偏見のバイアスをかけることなく事実を伝えることが大事なんじゃないかと思っています。


それは、我が家の長男が発達障害児だからです。

発達障害と診断された長男は大人になったとしても【発達障害】と共に生きていかなければならないからです。


環境が整えば発達障害は障害ではない。


と言われても、環境を整える手間をかけ本人も努力しなければ生きにくいという点ではやはり【障害】です。


一生つきまとう【障害】です。


今は偏見などない長男と次男ですが、

いずれ当事者ときょうだい児というそれぞれの立場で【障害】を受け入れなければならない時が来るでしょう。


その時の為にも世間でなんと言われても親である私達はフラットでいなければならないと考えています。


先日長男が

『手や足がない人がいる、それを障害者って言う』

と初めて【障害】という言葉を口にしました。


長男は自分に障害があるなんてこれっぽっちも思ってない様子です。


長男が認識している【障害】と

自分が持っている【障害】。


長男には本人告知を早い年齢でしてもいいのでは。


と支援者から言われた事があります。

私もそう思っていました。

長男なら受け入れられるはずと勝手に思っていました。


でも、長男が障害という言葉を口にしてから

本人告知をする難しさみたいなものが生まれてきました。

『怖いな』とも思ってしまいました。

『慎重にしなければ』とも思いました。


長男が自閉症だと診断された日の動揺を思い出して、安易に本人告知をしても大丈夫だと思っていた事を反省しました。



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