ライントレード講座5 サポレジ転換 | FX放浪記

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さてここでは、サポレジ転換を説明いたします。


まず、これまでは水平線の線について記載してきましたが、それをもう一度振り返るところから。


レジスタンスライン: ローソクの上昇を抑えるところ

サポートライン: ローソクの下落を抑えるところ


水平線を引くと、ローソクは基本この2本の線の間に落ち着いています(*)


*上昇相場で歴史的高値更新中ではレジスタンスラインは不明。下降相場で歴史的安値更新の場合もサポートは不明という場合もあります。


で、このレジスタンラインやサポートラインは当然、相場の流れの中で突破されることはあるわけなんですが、この時レジスタンスラインがサポートに切り替わったり、サポートがレジスタンスラインに切り替わる、そういう性質が相場にはあります。


なんのこっちゃいということなので、まずは、下のチャートを参照。




このチャートはユロ円の日足チャートですが、赤丸でこれまで、ユロ円の下落を4回サポートしてた箇所があります(赤丸)。ここを、今度は突き抜けられた後、チャートを見ると、今度は戻りのところをその同じラインで反発され上昇を防いでいるのがわかります。


これは、これまでサポートラインとして機能していたラインが、突破されたあとにレジスタンスラインに切り替わっており、これをサポレジ転換といいます。


相場にはこういう性質があることを認識することは極めて重要。


で、なんで、そのような性質になるかというと、そのラインがサポートラインとして機能していた時に、そこでロングを仕掛ける人が多い(これは定石です)。で、割れたあとに、そのライン上で捕まっている投資家が多い、すなわち含み損を抱えている人が多いんですね。


含み損はつらいし、戻ってくると、その人たちは決済して逃げようとする。すなわち、ロングの決済が下げ圧力を生んでくる。それがこのラインが今度は上昇を抑える原動力なわけです。


この性質をしっているか、知らないかでチャートの見方はかなり変わると思うので、認識するようにしておきましょう。(ただ、代わりやすいというだけであって、必ずしも機能するわけでもないことを認識しておいてください)。