人生最高のテキトークをかまし、嫁をゲットしたチマチマさん
3時間半の長い披露宴だった。
最後、スタッフロールみたいに出席者の写真が映像で流れたが
実にイケてなかったのは忘れない。
本日も愛妻弁当をボソボソ食べていた。
一番最初に食べ始めたはずなのに
お宮とかアルバイトの主婦が食べ終わって一息ついてもなお
一点を見据えてモゴモゴ喰っていた。
時々、昆虫に見える時がある。
何を考えてんだろ?
基本的に喜怒哀楽を見せないチマチマ。
「中○くん、学生時代
給食、食べるの遅かっただろ?」
「はい。遅かったんですよ。」
相変わらず蚊の泣くような声の大きさだ。
表立って自己主張するタイプではなく
食べ物にもこだわりもなく
強いものには絶対服従のチマチマさん。
その分、妄想は発達し
頭の中のチマチマワールドでは
俺を筆頭に、タカシやお宮、ハリマネ、カミキドン、天然娘、神戸娘を
ボッコボコに叩きのめしている。
そんな彼を「やさしい人」だと愛しつづける嫁さん
でもそれもあり、だろう。
「・・・ところで、中○さん・・・
夫婦生活ってキチンとやってるんですか?」
休憩室でお宮が聞いてた。
苦笑いをしながら
「う~ん。」とつぶやくチマチマ。
「女の人も「Hしたい。」って思うんですかね?」
お宮の質問は続く。
まるで中学生のようだ。
「そりゃ・・ねぇ・・・あるんじゃないの?」
チマチマもこういうトークは大好きだ。
「でも、僕らが「Hしたい」って思うのと
女の人が「したい」って思うのって同じなんですかね?
行為自体よりも「愛されていることを確認したい。」って感じじゃないですか?」
熱心に語るお宮。
・・・お前、彼女いないだろ?
「そうかもね~。」
口からタバコの煙を吐きながら答えるチマチマ。
お前は夏前に彼女にフラれそうになって
数日間、飯ものどを通らなかっただろうか!
そんな中坊レベルの会話に
うんうん頷く、したり顔の俺。
知らない人が見たら
仕事の話をしてると思うんだろうな~~~。
でも、男なんてそんなもんだ。

最近、身内の不幸ラッシュのお宮。厄払いをしようよ。