「マネージャー、あれからワタシ達
3時までいちゃったんです。」
「3時って夜中の???」
「あれからオーラの話で盛り上がっちゃって・・・」
オーラを診てもらった次の日のお昼
勢いよく登場した天然娘。
「で?どうだったん?詳しい話が聞けた?」
「それがですねぇ・・・
ワタシ、変なモンくっついていたらしいんですわ。」
「どういうこと?」
「ワタシの左側のオーラが歪んでいたらしく
マスターが「変なモン(霊?)憑いてる。これは取り除いた方がいいですよ。」
って取ってくれたんです。」
「ワタシ、実はずっと身体の左側が痛くて
ご存知の通り、目も霞んでたじゃないですか~~~?
マスターに取ってもらってからは、すごいスッキリしたんです。」
一瞬、『霊感商法』という言葉が頭を掠めるが
それを言うのは野暮ってもんだ。
その後も
「変なモノが憑いた状態で営業してたので
成約率が悪かったのも、変な人ばかりに遭遇してたのも
憑き物がいたからなんですかね~~(/≧◇≦\)」
「「大変だったでしょう~~。」ってマスターに言われました( ノω`*)) 」
「マスターに落として(除霊)もらってから
ワタシの表情ってパッと明るくなったらしいんですよ~~ヾ(=^‥^=)ノ」
と天然娘の興奮は収まらない。
何ていう信じ易い人だろうか・・・。
印鑑でも壺でもなんでも買う勢いだ。
その後、お宮が登場して
天然娘のことを始め
あれからカウンターに座っていたお客が帰り
自分たち3人がカウンターに座って
オーラに関するレクチャーを受けていたことを教えてくれた。
マスターには
天然娘の左側のオーラが歪んで見えただけではなく
その憑き物が横に座っていた神戸娘のオーラを吸い取っている姿を見えたこと。
お宮のオーラはカウンターに座ってから
徐々にリラックスしたせいもあって無色透明になり
オーラを受け入れ始めたこと。
神戸娘は肺が悪く
息は吸えても、うまく吐けていないと診断したこと。
などを話してくれた。

「俺のこと、何か言ってたか?」
「言ってました。」
「ほう。何て?」
「マネージャーのオーラは
赤くて良いオーラなんですけど
少し黒味がかっている、らしいです。」
「黒味がかっている?」
「オーラに黒が混じっているっていうのは、親しくしてても
『ここから先は誰も入れない』ような心に壁を作っている状態なんですって。
そうでないなら何か悩みを抱えているか。
マネージャーの場合は
あの時に居合わせた僕ら3人に対しても壁を作っているから
黒味がかって見えたのかなぁ?とマスターは言ってました。」
「俺が壁を作ってんの??」
「壁を無くして広い心でみんなに接したら
仕事もプライベートも上手く行くらしいですよ。」
「ふ~ん。でも、俺、壁なんか作ってるか???」
「その時に、3人で納得しましたわ。マネージャーってそういう所ある、って」
天然娘がここぞとばかりにつっこむ。
「俺がみんなに対して壁なんて作ってるかぁ?」
確かに人見知りだが、一旦馴染むと
とことん厚かましいこの俺が
よりにもよって部下に対して壁なんて・・・。
「実は、僕らのこと『下僕』って思ってんじゃないですか?
『この奴隷ども』!って。」
ニヤリと笑うお宮。
そう言えば本日、お宮発のクレームがあり
午後から出勤予定のヤツを電話で叩き起こし
ひとしきり怒鳴った後
「死んでしまえ!(,,#゚Д゚):∴;」
って言い捨ててガチャ切りしたっけ・・・。
でもオーラって面白いな。
赤いオーラの秘密。
もっと知りたいぜ。

「こうやって除霊したんです。」身振り手振りで説明するお宮。
3時までいちゃったんです。」
「3時って夜中の???」
「あれからオーラの話で盛り上がっちゃって・・・」
オーラを診てもらった次の日のお昼
勢いよく登場した天然娘。
「で?どうだったん?詳しい話が聞けた?」
「それがですねぇ・・・
ワタシ、変なモンくっついていたらしいんですわ。」
「どういうこと?」
「ワタシの左側のオーラが歪んでいたらしく
マスターが「変なモン(霊?)憑いてる。これは取り除いた方がいいですよ。」
って取ってくれたんです。」
「ワタシ、実はずっと身体の左側が痛くて
ご存知の通り、目も霞んでたじゃないですか~~~?
マスターに取ってもらってからは、すごいスッキリしたんです。」
一瞬、『霊感商法』という言葉が頭を掠めるが
それを言うのは野暮ってもんだ。
その後も
「変なモノが憑いた状態で営業してたので
成約率が悪かったのも、変な人ばかりに遭遇してたのも
憑き物がいたからなんですかね~~(/≧◇≦\)」
「「大変だったでしょう~~。」ってマスターに言われました( ノω`*)) 」
「マスターに落として(除霊)もらってから
ワタシの表情ってパッと明るくなったらしいんですよ~~ヾ(=^‥^=)ノ」
と天然娘の興奮は収まらない。
何ていう信じ易い人だろうか・・・。
印鑑でも壺でもなんでも買う勢いだ。
その後、お宮が登場して
天然娘のことを始め
あれからカウンターに座っていたお客が帰り
自分たち3人がカウンターに座って
オーラに関するレクチャーを受けていたことを教えてくれた。
マスターには
天然娘の左側のオーラが歪んで見えただけではなく
その憑き物が横に座っていた神戸娘のオーラを吸い取っている姿を見えたこと。
お宮のオーラはカウンターに座ってから
徐々にリラックスしたせいもあって無色透明になり
オーラを受け入れ始めたこと。
神戸娘は肺が悪く
息は吸えても、うまく吐けていないと診断したこと。
などを話してくれた。

「俺のこと、何か言ってたか?」
「言ってました。」
「ほう。何て?」
「マネージャーのオーラは
赤くて良いオーラなんですけど
少し黒味がかっている、らしいです。」
「黒味がかっている?」
「オーラに黒が混じっているっていうのは、親しくしてても
『ここから先は誰も入れない』ような心に壁を作っている状態なんですって。
そうでないなら何か悩みを抱えているか。
マネージャーの場合は
あの時に居合わせた僕ら3人に対しても壁を作っているから
黒味がかって見えたのかなぁ?とマスターは言ってました。」
「俺が壁を作ってんの??」
「壁を無くして広い心でみんなに接したら
仕事もプライベートも上手く行くらしいですよ。」
「ふ~ん。でも、俺、壁なんか作ってるか???」
「その時に、3人で納得しましたわ。マネージャーってそういう所ある、って」
天然娘がここぞとばかりにつっこむ。
「俺がみんなに対して壁なんて作ってるかぁ?」
確かに人見知りだが、一旦馴染むと
とことん厚かましいこの俺が
よりにもよって部下に対して壁なんて・・・。
「実は、僕らのこと『下僕』って思ってんじゃないですか?
『この奴隷ども』!って。」
ニヤリと笑うお宮。
そう言えば本日、お宮発のクレームがあり
午後から出勤予定のヤツを電話で叩き起こし
ひとしきり怒鳴った後
「死んでしまえ!(,,#゚Д゚):∴;」
って言い捨ててガチャ切りしたっけ・・・。
でもオーラって面白いな。
赤いオーラの秘密。
もっと知りたいぜ。

「こうやって除霊したんです。」身振り手振りで説明するお宮。