本当に汚い話で恐縮だが
おトイレの【大】の方について。。

昨日、仕事中にトイレに入ったら
俺がいつも愛用している洋式の方が使用中だった。

別に俺が出資して作ったトイレではなく
不特定多数の人間が利用する為に、設けられたトイレなのだが
自宅で過す時間の少ない俺にとっては
『第2の自宅トイレ』と言ってよく
この3年間、かなりの頻度で利用していた。

そんなMYトイレに他の奴が入っていたら
ムッとしてしまう独占欲の強い俺。

(ちなみに、机の上はいつも書類が散乱していて
整理整頓を完全に放棄しているアゴ男は
自称「潔癖症」で、トイレで【大】をする時はいつも
お尻が便座に触れないように「和式」オンリーだ。)


「俺のトイレを勝手に使いやがって
どう考えても理不尽な怒りに震えながら
手を洗っていたら「使用中」の扉の中から



「むぅ~~~ん。」



「ぐっ・・・ぐっ。」



「ぐきゅ~~~ぅ。」



と中年男性とおぼしきアエギ声がする。
数秒の後・・・



「ブピー-----ッ」という
マンガみたいに大きな屁の音が聞こえた。


真面目に汗水垂らして働いている俺が
何の因果で他人の屁をライブで聞かないといけないのか?

俺はその日、蠍座の運勢は凶であることを確信した。



ところで
駅とか街中で便意をもよおしたら
皆さんはどこでをするのだろうか?


俺は駅とか公共のトイレで
他の人間の排泄物の流し残しor残りカスを
見たら吐きそうになるほど線の細い人間なので
そんな時は非常に焦る。


公園のトイレは、雑に扱われケアもなく
他人の残したウ○コ遭遇率が高いので絶対的にNG。

コンビニや近くの喫茶店に入って借りるのも
いちいち店員に許可を取るのが恥ずかしい。

パチンコ屋?本屋?銀行?
そんな人の行き来が多い場所では不心得者も多く
公園のトイレ同様、ウ○コ遭遇の危険性は高いだろう。


という訳で長年の研究の結果
俺にはそういう非常時には
オフィスビルのトイレを愛用しているのだ。


日曜日などは会社は休みでも
ビルのトイレはフリーで使える上に
ワンフロアーを占有している会社などは
限られた人間しか使わないので心なしか清潔な気がする。


もうひとつ言えば
1Fは誰でも入りやすく
使用頻度が高くリスキーなので
エレベーターで上の階にいくことをお勧めする。


他の人間に遭遇する可能性も格段に低くなり
じっくりトイレタイムを楽しむことが出来る。


この方法を実践することで
神戸に遊びに行った際、広島に行った時
旅先で、と何度となく窮地を脱して来た俺だ。


『伊東家の食卓』よりも使える
生活の知恵だと俺は信じている。



今日も便意をもよおし
いつものトイレに走る。下痢気味でちょっぴり爆発寸前だ。


Σ(´Д`;)!?


俺のトイレ(洋式)は使用中・・・。


横の和式は空いていたが
壁の板一枚隔ててのウ○コセッションは出来れば避けたい。


仕方がないので、上の階のトイレに行くべく
エレベーターの前に立っていると
トイレの方向からサラリーマン風のおっさんが
何食わぬ顔をして歩いてきた。
歳の頃は50歳くらい。


時間、方向、タイミング
すべてにおいて俺のトイレを
先ほど占拠していた奴に違いない。


踵を返して
使用済みのトイレに戻る事も出来たが
こいつのウ○コの残り香を嗅ぐのが分かっていて
それでも戻るほど俺は野性味あふれるタイプではない。
俺は他人のウ○コに関してだけは非常に臆病な男だ。


「チーンッ」と乾いた金属音の後
俺の上の階のトイレにいざなうエレベーターのトビラが開く。


そのおっさんもエレベーターに乗り込んで来た。
エレベーター内は二人の男。
呉越同舟。


俺は日頃からの教訓を生かし
念には念を入れてかなり上の階を選んでボタンを押した。
時間はかかるが一気に昇ればそこは一般人のいない
快適スペース♪
それにしても、マジでお腹い・た・ひ・・・。・ヾ(|||>Д<)シ


二人しかいないエレベーターの中
おっさんの手が行き先の階のボタンを押すために伸びる。


俺のトイレを横取りした憎い奴。
俺の怒りにも気づかない鈍感なバカ男。


何と!俺たち二人が今、立っている階の
1階上のボタンを押しやがった。<(´ロ`;)>ノォオオオオオ!!



おっさんひとつ上の階にいくなら
横の階段を使えばいいだろぉぉぉぉ!!!


俺の大切な洋式トイレを蹂躙し
たったワンフロアーの距離にエレベーターを利用する
こいつの横着さのせいで
余分な乗り降りの時間の時間が発生した結果
爆発寸前の俺の便意はさらに我慢を余儀なくされる・・・。



「完敗」とはこの場面の為にある言葉だろう。


とぼけた顔したおっさんに
プチ殺意を覚えながらも何とか希望の階についた。
実に快適なトイレだった。


「排泄」という生物の必須作業を終えた後
今度は下に降りるエレベーターを待っていたら
そこのフロアにあるオフィスの娘が「チラッ」と不審そうな目で俺を見た。
思わず目を伏せた俺。


ヨッシー・・・
悪いのはおっさんだと思うんだけど・・・俺、間違ってる?