母上のこともあり、ここは「うつ病」も含めたメンタル疾患にかかわることを知っていた方がいいのでは?と、いろいろと本を読むことにしました。

 その中の一つに、「精神科にかかる前に読む本 」中山静一著!たくさんのメンタル疾患の本を読んだわけではないのですが、この本は、精神科医である筆者が、主治医としていろんな患者さんと関わり、その症例ごとのストーリーとして、筆者である精神科医ではなくて、患者さんを主人公とした物語を一つ一つ会話形式でつづった、少し個性的な?本のような気がしました。その症例のすべての結末がハッピーなものではないことも事実ですが、患者さんの心に寄り添った、筆者の優しい心遣いが感じられる内容と思いました。

 漠然とわかっていたと思われるメンタルも、自分の感じる普通という世界が、まったく違ったものに見えてくる・・・そんな感覚もしました。メンタルも義務教育の必須科目にしてほしいなぁ・・。