1996年以来ぶりに橋の上の駅に行ってきました。
こんばんは。妄想性パーソナリティ障害NEGHiです。
特急列車が通過する橋の上です。
通常ならこんなところ誰でも入って行けませんよね。
でも、実はココ、駅のホームの末端なんですよ。
「橋上駅」というと線路を跨ぐ橋の上に駅舎があるのを言うものなんでしょうかね。
こんなヤツね。
すくなくとも「橋上駅舎」というとそうした構造になるのでしょうけど。
大きな駅だと大阪駅なんかは橋上駅舎の構造ですよね。
土佐北川駅の場合は・・・
橋上ホーム?
狭いながらもプラットホームがちゃんとあります。
こっち向きが判りやすいか。徳島・香川側の端っこから高知方面を見ています。
特急列車は通過していきますが、普通列車は停車します。
上り列車は駅を出て(穴内川を渡ると)すぐに大豊トンネル(2,067m)に入ります。
土讃線は単線なので、トンネルに入ってすぐにポイントがあって上下線が合流します。
このようなトンネルも珍しいんじゃないでしょうか。おそらく向こうの出口は単線の開口面積しかありません。こちら側は複線に近い開口のトンネルポータル。
「改札口におまわり下さい」って、「改札口」らしいところは無いですけど・・・ホームからの出口は高知方だけです。
待合室の窓からの眺め。なんだかスゴイところに待合室があります。
駅ノートが設置されていました。
土讃線は土惨線ともいわれる程土砂災害が多い路線です。
大歩危など車窓の景観はすばらしいものがありますが、反面現在でもこのあたりの山間部では豪雨による土砂崩れが多く発生しています。
こうした災害の被害を軽減するため、経路を一部変更し、1973年(昭和48年)に大杉トンネル(2,583m)、1986年(昭和61年)大豊トンネル(2,067m)が作られました。
このとき設置されたのがこの橋の上の土佐北川駅です。
グーグルさんで見ると国道32号線と川と廃線跡が、まさに「川」の字のごとく並んでいるのがわかります。廃線あとの一部は道路として再整備されています。
駅のホームからも同じくらいの高さの山肌を注意深く見ると廃線跡らしき痕跡を見ることが出来ます。1996年に来た時に比べると判りにくくなりましたけど・・・。
駅の仕組みは動画の方が判りよいかとおもいますので、動画でどうぞ。
駅で降りたあと、鉄橋に沿った通路を渡って高松側へ出ると食堂があります。
バス停は食堂の近くと、高知側出口から北川口橋という道路橋を渡ったところにあります。
高松寄りの入口でビデオをまわしてたら視線を感じる。
なぜか馬がこちらを見てました。
16往復の特急列車が通過するのに対して、土佐北川駅に停まる普通列車は5往復ほど。
ふらっと降りてみるには不便かもしれませんが、駅ノートとか見たり、川の音を聞きながら周辺を歩いて見るのもよきよきですよ。
今日もここまでありがとう。明日も自利利他で行くよっ!