意図的な連れ去りは卑劣だし許せないのですけど、飼い主さんとしては防ぎようがない場合もあるでしょう。そしてとても残念だけど見つかる可能性も低そう(具体的な事案をそれほど知らないので実体はわかりません)。でも、ペットが自分で逃げ出した場合には、保護されることも多いでしょうし、事前に対策できることはいろいろあります。
迷子札やマイクロチップは有効だと思います。あと、お洋服もかなり目印になると思います。うちの場合は、チワワの小太郎の洋服の裏にアイロン接着の布に名前と電話番号を書いて貼ってました。今は面倒なのでやってないですけど…(だめぢゃん)。
迷子札は首から提げています。家の中から外に出てしまう可能性もあるので、家の中でも付けるようにしてます。マイクロチップはできれば入れたほうがいいのでしょうけど、小さいとはいえ、チワワの身体に入れるにはちょっと大きい気がして、小太郎には入れていません。
あとは、日頃から写真はたくさん撮っておいたほうがいいと思います。たまに、迷子捜索の写真がボケボケで見にくかったり、身体の特徴がよくわからなかったりする場合があると、なんだか残念な気分になります。うちはたくさん撮っているほうですが、それでも背中の模様なんかは普段は洋服で隠れてしまっているので、意外に写真は少ないです。
しつけの面では、「呼び戻し」ができると、万が一首輪抜けなどで走って行ってしまっても飼い主さんのかけ声で戻って来ることができます。うちは呼び戻しはできないけど、「おやつ!」で戻って来ます。ただ、大きな音などでパニックになった場合には無理かもしれません。
こんな感じで、完璧には無理ですが、できることはやっておいたほうがいいと思います。これらの対策は、災害のときにワンコとはぐれてしまったときにも有効ではないかと思います。特に、留守番中に家が壊れた場合にワンコが外に出てしまう可能性もありますので、家の中でも迷子札を付ける習慣は大事。
自宅以外の、旅先で行方不明になった場合、人間も、逃げたワンコも土地勘がないので、捜索がとても大変そうです。SNSを通じて地元の方々の力を借りられればいいですが、それにしてもその方々の負担も大きく、たくさんの方の手を煩わせることになります。そして、飼い主さんにも仕事があるでしょうから、ずっとそこに留まって捜索することは難しいと思います。(仕事をやめてそこに移り住んで捜索している、という方の記事も読んだ記憶がありますが、かなりレアなケースではないかと…。)
帰省先だった場合には土地勘がある分、まだいいですが、ワンコに土地勘がなければ、自力で戻って来られないかもしれません。
私が知っているケースでは、飼い主さんがいない間に実家の親がワンコのいる部屋のドアを不用意に開けてしまって逃げ出してしまったとか、山でリードをはずしたらそのまま山中に走って行ってしまったとか、親戚に預けたら首輪抜けしてしまったとか、普段と違うシチュエーションで逃げ出してしまうことが多いようです。
親戚の人は、人間同士はよく知った仲でも、ワンコにとっては全然知らない人だったりしますし、実家やホテルは知らない場所ですし、いつもと違う場所でワンコも神経質になったりテンションが上がったりしてしまうこともあると思います。いつもだったらリードをはずしても大丈夫なワンコでも、違う場所では思いも寄らない行動を取ってしまうこともあります。ワンコに人間の常識は通じません。くれぐれも目を離さないで、いつも以上に気をつけて、ワンコと一緒にいてあげて欲しいと思います。
我が家も、昔はよく旅行にも行きましたが、親類の介護問題などで旅行を控えている間に人間(両親)も小太郎も年を取ってしまいました。私の体調の関係でもあまり遠出できないので、近場でどこか遊びに行きたいものです。(お墓参り以外で)
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↑旅先では首輪抜け防止のためにハーネスを付けるのも有効かもしれません。