きのう、雨の季節の絵本のことを書いたのですが、あとで、そういえば「だるまちゃんとかみなりちゃん」は雨の日の絵本ではなかったかな、と思って本棚から探し出して読んでみました。
かみなりは夏だから、やっぱり梅雨というよりは夏の台風シーズンのほうがしっくりくる感じでした。だるまちゃんが雲の上のかみなりちゃんの国でバカンスを楽しむ話です(え?ちょっと違う?)。
で、ついでなので同じかこさとしさんの絵本で「とこちゃんはどこ」も久しぶりに読んでみました。「ウォーリーをさがせ!」の日本版。この絵本の奥付では1968年の出版でした。Wikipediaによれば、「ウォーリーをさがせ!」は1987年出版らしいので、かこさんのほうがだいぶ早いですね。この手の絵本って、昔からあったのかな。ちなみに「だるまちゃんとかみなりちゃん」は1970年。どちらも私が生まれる前です。
とこちゃんがどのページのどこにいるのか、すっかり覚えてしまっていても、何度読んでも面白かったのが、不思議。いや、今読んでも面白いのだけど。こういう絵本って、親と一緒に読みながら「どこにいるのかなー」「ここにいたねー」ってコミュニケーションを取るのがいいのかもしれないです。かこさんの絵本って、一見、緻密ではないんだけど、親子で楽しめる仕掛けのようなものがあちこちにあって(「からすのぱんやさん」のパンの種類とか)、楽しいです。(→その他のかこさとしさんの絵本)
かこさんの絵本は、最近、「からすのパンやさん」シリーズ(シリーズになってたこともびっくりですが)の最新刊「からすのおかしやさん」が出版されたので、本屋さんにいっぱい並んでいますね。
「からすのぱんやさん」もそうですけど、いい絵本って、何年経っても色あせないで、いつの時代の子どもでも楽しめるものなんだなぁって思いました。絵本って、新刊が売れないジャンルで、ベストセラーがいつまでも売れ続けます。私が本屋さんで働いていたときにはそうでした。今でもたぶんそう。
本屋さんに行って自分の子どもの頃に読んだ絵本を懐かしく発見して、自分の子どものために買っていく親御さんも多そうです。
↑自分では持っていなかったけど、幼稚園などで読んだ「どろぼうがっこう」も好きな絵本でした。