休日は外出する人が増えて、休日に人の移動が多くなってるから、感染が広がってるっていうニュースを、コロナ禍でよく見聞きしました。
最近見たYahooニュースでも、コロナの感染者が増えてきたというニュース記事で、休日に外出する人が増えたからだと書かれてました。
僕は、コロナ禍でこの報道がずっと腑に落ちなかったんです。
というのも、平日って会社とか学校とか義務的に外出してる人達が多いでしょ。
平日は外出しない選択ができない人が多いので、平日の方が外出してる人多いんじゃないかと思ってたんです。
休日は、外出しない選択ができるので、平日よりも休日の方が人の動きは分散されるでしょって思ってました。
会社とか学校は、基本的に同じ時間に人が動くじゃないですか。
拘束時間が決まってるから、みんな同じリズムで動く。
だから平日は同じ時間帯に人の動きが集中しやすく、密になる状態になりやすい。
休日は時間が拘束されてないから、人が動く時間もある程度分散される。
コロナで言われてたのが、一緒に過ごす時間が長いほど感染しやすいと言われてました。
だから、家庭内感染や施設内感染や職場内感染が、大半の割合を占めてた。
休日に人と会う時間は限られていて、休日に同じ場所にいる時間も限られてます。
平日に学校や会社で人と一緒にいる時間は、休日に人と会ってる時間よりも基本的に長い。
そう考えると、プライベートな休日を過ごす時よりも、平日の義務的なことやってる時の方が、感染リスクは高いと思うんです。
それなのに、感染者が増えるとなぜか休日の人出が増えたからと言う。
連休明けとかは特に、そういう事言われてましたよね。
本当に、平日よりも休日の方が外出する人が多いのか?
データを調べてみました。
ネットで「平日 休日 外出率」と検索すると調べることができます。
平日と休日の外出率の比較(2022年のデータ)
平日の外出率74.1%
休日の外出率52.5%
平日のトリップ数1.96
休日のトリップ数1.47
トリップ数とは?
人がある目的をもって、ある地点からある地点へと移動する単位をトリップといい、1回の移動でいくつかの交通手段を乗り換えても1トリップと数えます。
2022年はコロナ禍でした。
この年も、休日の人出が増えたから感染が広がってると言ってました。
しかしデータとしては、明らかに休日よりも平日の方が外出率が高い。
1人あたりの移動数も、休日よりも平日の方が多い。
外出率も人の移動数も、休日よりも平日の方が多いデータを見たら、休日の人出が増えたから人の移動が増えたから、感染者が増えたという理屈は成り立たないと思うんです。
外出してる人の数が多いほど、人の移動が多いほど、感染が拡大するんだとしたら、休日の方を問題視するのではなく、平日の外出者が多い事、平日の人の移動が多い事を問題視すべきですよね。
外出する人が多い・人の移動が多い=感染拡大に結びつけるなら、問題なのは平日でしょ。
だけど、メディアが伝えてたのは平日よりも数字が小さい休日の方でしたよね?
思えば、家庭内感染や施設内感染や職場内感染の割合が圧倒的に多いのに、割合が少ない方の飲食店ばかりを責めてました。
数字が大きい方ではなく、数字が小さい方で、いかにもそっちの割合が大きいような印象操作をされてました。
こういうふうにデータを見ると、メディアはコロナ禍で嘘をついてた事が分かると思います。
いまだに、コロナの感染者が増えたニュースがあると、休日に外出する人が増えたからと言う人達がいるので、まだ嘘をつき続けてる人達がいる。
電車やバスなどの交通機関利用してるのも、休日も平日も大して変わらない。
利用してる時間帯は、平日は同じ時間帯に利用してる人が多くて、休日の方が利用してる時間は分散されてるとは思います。
この点で考えても、平日よりも休日の方が感染拡大しやすいという理屈は成り立たないです。
ちなみに、都会と地方都市の比較でも、どちらも同じように平日の方が外出率高くて、休日の方が外出率低いんです。
トリップ数(移動数)も、都会も地方都市も同じように、平日の方が多くて、休日の方が少ない。
利用されてる交通手段のデータです。
鉄道での移動数が、休日よりも平日の方が多いですね。
【平日】都会と地方都市の交通手段の比較
【休日】都会と地方都市の交通手段の比較
⬆︎見る限り、都会も地方都市も、交通手段の移動数は休日も平日も大して変わらない。
こちらのデータは移動の目的です。
こういったデータが、以下で見れます
⬇︎
参考資料:令和3年度全国都市交通特性調査結果
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001573783.pdf
休日は観光地やショッピングモールやテーマパークなどの特定の場所に人が集中しやすく、平日は観光地やショッピングモールやテーマパークなどは人が少ないので、だから休日の方が感染が広がりやすいんだと言う人達もいる。
だけど、その理屈も変なんです。
だって、平日の通勤時間帯なんか、交通機関で人が密になってるじゃないですか。
平日に電車やバスに乗ってる人達はウイルス持ってなくて、休日に観光地やショッピングモール行く人達がウイルス持ってるってことですか?
ウイルス持ってる可能性があるのはどっちも同じだし、特定の場所に人が集中してしまう事も、平日も休日も発生する事なんです。
ただ単に集中する場所が違うだけで、休日も平日も起きてる事象はほとんど同じなんです。
ランチタイムに飲食店が混雑しやすいのも、平日も休日も同じだし。
だから、休日に感染が広がりやすいリスクは、平日だって同じ事が言えるでしょ。
それなのに、何で休日だったり、遊びの時だけリスクが高いみたいな言い方をするのか?
それはおかしいでしょって、ずっと思ってました。
飲食店の時短営業もおかしかったですもんね。
ウイルスは日中発生せずに、夜になると活動するのか?
そういった明らかにおかしいと思う事も、人々はあっさり信じてしまって、簡単に指示に従ってしまう。
僕はそんな光景を見て、日本人ってやっぱり権力に逆らえない人達が多いんだなって思いました。
国交省のHPで、コロナ前の過去データも見てみました。
⬇︎
2015年の平日と休日の外出率比較
平日の外出率80.9%
休日の外出率59.9%
平日の移動数2.17回
休日の移動数1.68回
https://www.mlit.go.jp/common/001223976.pdf
コロナ前の過去データ見ても、もともと外出率は休日よりも平日の方が高いんですよね。
人の移動数も、休日よりも平日の方が多いんです。
メディアがいかにデータを見ずに、印象操作だけで報道してたか。
それを多くの人々は、メディアの報道に疑問を抱かずに、政府や知事や専門家の言う事も鵜呑みにしてた。
メディアや政府や知事や専門家の言う事に対して、何も疑問を抱かずに、流れてくる情報を素直に受け入れることは、メディアや政府にとってまた権力者にとって、とても都合の良い人間達であると言えます。
日本は、憲法上国民一人一人に様々な自由や権利が与えられています。
発信されることに対して、信じる自由もあれば疑う自由もある。
報道される情報に対して、鵜呑みにする自由もあれば、自分で調べて答え合わせをする自由もある。
今はネットが普及していて、個人個人で公式のいろんな情報を調べることだってできる。
だけど、それをやる人は多くなくて、大半の人は簡単に報道や発信される情報を信じてしまう。
基本的に僕は、権力者とかメディアって、何かしらの思惑があるものだと思ってるので、だいたいの事は半信半疑で受け止めるようにしてます。
違和感があったり、腑に落ちないなと思ったら、いろいろ調べたりします。
自分の人生を自分らしく生きるためには、そういった情報の見極めも必要だったり、権力者達の思惑に簡単に引っかからないようにする事も大事です。
特に日本の場合は、一人一人の自由と権利が保障されてるので、個人個人でそれを行使する事ができます。
コロナ禍の緊急事態宣言も、海外に比べたら規制が緩かったし、ある程度の自由は守られていた。
厳しい規制ができないのが日本の良いところなのに、厳しい規制ができるようにすべきと主張する人が多かった。
知事や政府に強い権利を与えるべきだと主張する人達が多かった。
そういう主張する人達を見て、日本人が中国や北朝鮮みたいな国になりたがってるように見えて、日本国民は狂ってると思ってました。
自由や権利を主張せずに、権力者にもっと強い権利を持たせろって主張するんだから、頭おかしいです。
こうやってデータを見てきて、コロナ禍でメディアがいかに嘘を報道してたかが分かると思います。
メディアの報道を鵜呑みにしてはいけません。
皆さんも騙されないようにしてください。
自分自身の考えを持って、自分自身で答え合わせをする。
そういう人が増えていかないと、日本は社会主義・共産主義化してしまい、北朝鮮や中国のような国になってしまい、国民の自由や権利が無くなってしまう。
特に近年は、国民自らそういう方向に向かおうとしているので、自分自身で答え合わせする人が特に増えてほしいなと思います。
とにかく僕は言いたい。
メディアの報道を鵜呑みにするな!