さてさて、、、
根くらべ〜その3〜 です。
…の翌日、
そのポルシェを、自分なりに修復し
ご満悦だった我が家の坊っちゃんですが…
喉仏過ぎればなんとやら〜な事件を
しでかしましたよ( ̄▽ ̄;)
ほとぼりも冷めぬ翌日、
またお二階で遊んでた坊っちゃん
今度は、
積み木の玉(木製のボール)をですね
階段から転がして
下へ落としたワケですよ。
たかが、おもちゃの木球…ですが
されど、おもちゃの木球ですよ。
前日のポルシェの件もありましたんで
落ちた音が聞こえた瞬間、
暫時、ハハ鬼がやって来ましたよね。
もち怒💢ですよぉ
階段の上にいた彼めがけて
ドス!ドス!…と、にじり寄り
市川海老蔵(いや、団十郎か)ばりに
睨みをきかせて
落ちてきた木球を彼の顔の前に突き出し
「落としたらダメ!!」
って、一言 …で、終わらず
「ポイしたらダメ!あ・ぶ・な・い・でしょ!」
と。
もう、
私の気配を感じた時点で
怒られるのを察知した彼
ポルシェの時はジリジリ後退り。
今回はどうしたと思います?
彼はね
「ちがう!!ダメちがう!!」
と、不服な顔全開で
私の手から木球を奪い取って
もう一回下へ投げたんです。
100%反抗心ですね。
なので、もう一回
下まで木球を取りに行って
彼に木球を見せながら
「下へ投げたらダメ!あぶない!」
…と言ったと思ったら、
またすぐ
私から木球を取って、、ポーイ!!
そして、
また一段と不服な顔全開で
「ちがう!ちがう!ダメちがう!!💢」
そうか、これは根くらべやな。と
もう一度取りに行き、木球を見せながら
「下へ投げたらあぶない!」
と、言ったとこで
また木球を奪おうとしたので、
取られないようにぎゅっと握り
同時に、彼の手も一緒に握りしめて
階段とは違う、
2階のおもちゃ部屋の方へ向けて
一緒に木球を、ポーイ!!
そして
「こっちはokよ❗️わかった?」
と微笑みかけた。
そしたら、
こわばってた彼の顔が一瞬でほころび
「わかった!」と笑顔。
今度は、直接木球を渡してみて
「どうする?」って聞いてみたら
部屋の方に向けて、ポーイ❗️
「よーっし!そうそう!おりこ!!」
と大げさなくらい、
頭撫でながら褒めちぎってあげました(笑)
…なんとなくわかってくれたみたい。
この流れでもう一つ、教えてみた。
2階にあるおもちゃを
下へ持って行きたい時の場合。
(ポルシェの二の舞になってはいけないので笑)
身ぶり手ぶりを添えながら
「おもちゃを、下へ持っていきたい時はね、
『マーマー!おもちゃもってってー』って
言ってね!そしたら、ママ『はーい!』って来るから!」
と、ゆっくり説明した後
彼におもちゃを渡して実践。
私は下に降りて彼からのセリフ待ち
「マーマー、おもちゃまっててー」
笑笑、ちゃんと言おうとしてくれてる。
そして、
「はーい!」
って言いながら私は2階に行き
おもちゃを受け取り、下まで持ってきて
彼も満足げに自分で階段を降りてきた。
…よし。
今日は、これで一件落着としよう。。。
ダメな事をダメと叱るのは、容易い事で、
それだけで終わってしまうと、
「怒られた」という嫌な印象だけがインプットされて、悪循環になりがち。
だから
正確はなんなのか、
正解したら褒めてくれる(いい事がある)
という『落としどころ』の記憶を植え付ける事のほうが大事。
…と、私は思うワケです。
加えて、
健常の子のように、口でこんこんと説明してすべて理解してくれるならいいですが、
彼にとっては、それはなかなか難しい話なので、そこは実践あるのみ(笑)その場を再現して身ぶり手ぶりを添えてお芝居する。
想像ではなく実際に見せて、視覚からのアプローチをするという事。
そうすると、納得してくれる事が多かったりします。
(でも「理解」というよりは「納得」なんですけどね(笑)まぁ頑固さが特徴の彼らにはそれでも上等だと思います)
なかなか、ヒマがかかりますがね…(笑)
これからも
彼の情緒と知恵を見極めながら、
根気強く…
真正面から向き合っていこうと思ってます。
かかってこいやー❣️