ZOO | あんりズム

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好き度:★★★☆

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『ZOO』
ライトノベル作家(ミステリー作家?)の乙一さんの短編小説5作品のオムニバス映画です。
先日、同じく原作が乙一さんの『きみにしか聞こえない』の映画予告をネットで偶然見て、
他の作品も見たくなったので、昨日『ZOO』を見た次第です。
ホラーだったらどうしよう・・・夜寝れるかなぁ・・・と思ってドキドキしながら見ましたが、
全体的には『世にも奇妙な物語』の当たり作品といった感じでした。
全てにおいて共通するのは『死』ですかね??
それでは個々の作品の感想を・・・。

【カザリとヨーコ】
カザリとヨーコは双子なのに、カザリだけを可愛がり、ヨーコを虐待する母親との話です。
ヨーコがその境遇から抜け出すためのある出来事が起こるのですが、
それが思いもよらぬ展開になり始め・・・・。
一人二役を演じた主演の女の子がくりっくりの大きな目で可愛かったです。
松田優作の奥さん(名前忘れた)を久しぶりに見た気がしますw
演技上手ですね~!家庭の不気味さがよく出ていました。
内容はありがちな話ではありますが、上手くまとまっていて良かったです。

【SEVEN ROOMS】
ある日突然コンクリートの部屋に閉じ込められた姉と弟の話です。
部屋は全部で7つあり、他に女性一人ずつが閉じ込められている。
二人はどうやって脱出するのか・・・て感じですかね??
これは後に引く作品でした!
他に方法は無かったのかなぁと、私なりに色々考えちゃいますw
その後どうなったのかも、とても気になります。
一番右の部屋に居た女性が怖すぎて、ちびるかと思いました・・・・
あと、市川由衣ちゃんを戸田恵梨香ちゃんだと思ってました・・・役柄の雰囲気が似てたからでしょうか?
単に私の記憶力の問題ですかね?▼^o^;▼
子役の須賀くんが可愛かったです。この子の泣き演技にはいつもやられちゃう。上手すぎ!

【SO-far そ・ふぁー】
ある日両親が交通事故にあい、父には母が見えなくなり、母には父が見えなくなる話。
お互いはお互いが事故で死んだと言っていて、二人を繋ぐのは一人息子だけ・・・。
とても切なくなる話でした。
とにかく神木きゅんが可愛すぎてたまらんかったです!!!▼*´Д`▼=з
あと、個人的にラストの杉本哲太さんの演技が凄すぎて!
「俳優の演技って凄いわ・・・」と、心底思いました。あれはかなりグッときました。
カメラのアングルもなかなか好きです。よく出来てます。
最後の種明かしは少々あっけない感じもしましたが、短編だから仕方ないか;
作品独自の暖かさと冷たさが入り混じっていて、とても良い作品でした。

【陽だまりの詩】
一人の男によって作られたロボットの少女が、『死』を理解し自分が生まれた意味を知っていく話。
唯一のCGアニメーション作品でした。
この話もとても切ないですね。
『死』という気持ちを知っていくということは、とても悲しいことです。
無機質な会話の中に生まれる人間らしい温かみが何とも言えませんでした。

【ZOO】
毎日毎日廃園した動物園で女の死体を撮り続ける男の話です。
これが唯一微妙な作品でした;
雰囲気は良いのに、話の進め方が安っぽいというか、投げやりというか・・・。
何となく人間の混乱していく様を描きたいんだろうけど、
何か分かったようで分からないままの作品でした。
これが〆なのは若干後味が悪い▼><;▼
これをタイトルにするってことは一番推してたんでしょうけど・・・;

個人的には『SEVEN ROOMS』と『SO-far そ・ふぁー』と『陽だまりの詩』がオススメです。
短編だからどの作品も見やすいとは思います。
それなりに内容も凝縮されているので、ある程度の見ごたえはあるかと。
『世にも奇妙な物語』とかが好きな人は、割と楽しんで見れるのではないでしょうか!