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≪ 前号までのあらすじ ≫

謎の小惑星で古代宇宙人の遺跡が発見され、
古代宇宙人=「神」の存在を確信した人類は、
「少佐」を中心に秘密裏に調査を開始する。

謎の人面岩の待つ火星へと赴いた「少佐」は、
異次元の罠に陥るが先史人類の記録により、
そこが「神の領域」であることを知る。

そして「少佐」は先史人類の記録にある、
宇宙創成と人類誕生の物語を語り始めた…

≪ 第14話 円筒印章の物語 第1編 誕生 ≫

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光が爆発し、すべてが始まった。

生まれたばかりの「星の海」は、
光の速さで膨らみながら銀河を生み落し、
あちこちに散りばめていった。

気が遠くなるほどの時が流れた。
数えきれないほどの星の生と死の後で、
「青い星」は生まれた。

最初は岩がドロドロに溶けた赤い星。
そこへ名もない星がぶつかって、
「月」が飛び出していった。

やがて熱が冷め、地表に雨が降り、
その雨が海となって青い空が広がるまでに、
再び気が遠くなるほどの時が流れた。

突然「青い星」は目覚めた。
自らが漂う小さな星であることを知った。

思い切りノビをすると、空には風が吹き、
海には波が起こった。

「わたしはなぜ生まれてきたのだろう」

その時「星の海」は未だすごい勢いで、
膨らみ続けていたが、ふと誰かに、
呼ばれた気がして振り向いた。

きらめく無数の銀河のむこうに、
いま生まれたばかりの小さな「青い星」が、
ちらりと見えた。

「ああ、きれいな星だな」

燃える星か冷たい星ばかり生み落して来た
「星の海」には、小さな「青い星」は、
ひときわ美しい星に見えた。

しかし光の速さで膨らみ続ける「星の海」は、
きらめく光の渦の中で「青い星」を見失い、
あっという間に忘れ去ってしまった。
(つづく)

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