2年前の初めての四国遍路前には、6年前に我が家のお寺である、浄土真宗本願寺派慈雲山西光寺さんの総代を拝命した時にお寺さんから戴いた輪袈裟一本でしたが、2年前の四国遍路以降、現在は輪袈裟が八本になりました。

 

 

一番左の輪袈裟が、浄土真宗の宗紋である「下がり藤」の入った、6年前に寺総代拝命の折にお寺さんから戴いた輪袈裟です。

 

左から二番目の輪袈裟は、2年前の10月に初めての四国遍路前にネットで購入した輪袈裟です。

 

左から三番目は、2年前の108霊場以上巡拝後に、京都の浄土真宗西本願寺に参拝し「帰教式」を受け「法名」を戴いた折に、我が家のお寺の本山から戴いた輪袈裟で、宗紋の下がり藤が入っています。

 

左から四番目は、昨年の4月と5月に西国三十三観音霊場巡拝の時に使用した輪袈裟で、これもネットで購入しました。

 

 

真ん中の輪袈裟は、一昨年の6月に九州三十六不動霊場の時に使用した輪袈裟で、四国三十六不動霊場の巡拝でも使用しました。

 

右から三番目の輪袈裟は、西国三十三観音霊場の巡拝後に先達申請して戴いた観音霊場先達輪袈裟です。

 

右から二番目は、昨年10月末に四国別格二十霊場公認説田津拝命時に戴いた先達輪袈裟です。

 

一番右の輪袈裟は、先月末の四国三十六不動霊場先達研修会で、公認先達拝命時に戴いた不動先達輪袈裟です。

 

以前は一本だった輪袈裟が、2年前から増え続け、現在では八本になりました。

 

輪袈裟止めは、お大師様の輪袈裟止め、観音様の輪袈裟止め、不動明王様の輪袈裟止めを、正面で止める「丸形」のものと、首の後ろで止める「襟止め用」の二つでセットもの3組を使い分けています。

 

 

 

「輪袈裟」を調べていて判った事が有ります。今まで「輪袈裟」と呼んでいたものが、本当は「半袈裟(はんげさ)だったのです。

 

 

 

輪袈裟とは、「折五条」を簡略化したものです。生地を畳まずに一つの輪に仕立てたもののことです。

 

 

「折五条」とは、五条を細長く折り畳んだものです。畳袈裟(たたみげさ)折袈裟ゅおりげさょともいいます。実際には五条そのものを折り畳むことは出来ないので、畳んではありますが、表面だけしっかりした生地で、中は薄手の生地になっています。日蓮宗系統ではこの袈裟を左肩からたすきの様にかける独特な使い方をします。

 

 

 

半袈裟は輪袈裟をさらに略したものです。輪を半分にして紐で連結したものです。

 

 

 

今まで輪袈裟と呼んでいたのは、正式には「半袈裟」でした。

 

 

また、念珠は二つ手元にあります。

 

 

黒色の108玉念珠は、熊本県菊池市の柳光院さんに参拝時に、菊池市内の仏具店で購入したものです。

 

 

2年前から黒檀の108玉でお大師様の透かし親玉付きの念珠を使用していましたが、先月の不動霊場研修会参加時に紐が切れて、未だ修理が出来ていません。

先月熊本県玉名市の蓮華院誕生寺に参拝した折に、奥の院門前の土産店で茶色の108玉念珠を購入しました。

お大師様の透かし入りの親玉付きで、紐が柔らかく気に入って使用しています。

 

 

 

今気になっているのは、「法螺貝」です。

昨日参拝した我が家から一番近い九州八十八ヶ所百八霊場第55番札所の、最栄山本蔵院さんでは、ご住職を含む三名の方が法螺貝を吹いておられたので、もしかしたら「法螺貝の講習」がお願いできるかもしれないと思っています。

 

南無大師遍照金剛 & 南無大日大聖不動明王 & 合掌