高知県宿毛市(すくもし)
旧日本海軍 宇須々木基地戦跡探訪、其の二
前回、宿毛湾関連の歴史写真が主でした
今回からは現場に残る戦跡をアップしたいと思います
戦争遺跡 旧日本海軍 宇須々木基地
①『水上機揚陸用スロープ(スベリ)』
②『水上機係留場跡』
まずは、スベリから
宿毛港の一部(最深部)、写真中央やや左に戦争遺跡あり
宿毛海軍航空隊の遺構
①水上機揚陸用スロープ(スベリ)
当時の宇須々木基地施設要図によると、このスロープは『スベリ』と記されています。また、この施設に向って、洋上に誘導浮標が8基あった模様です。
宿毛新港、トイレ横の案内板の右方
やや遠くに、スベリが見えます。
整備などされたのではないでしょうか…
スベリにやって来ました。
大変古いものですが、きれいな状態です。
波打ち際は、さすがに破損がみられますが…
アンカーリングも健在、現在でも使えそうで
そのリングの打設仕方が、興味深いです。
貝や藤壺類もひっついていませんでした。
ひょっとして、現在も何かに使用されている感じがします…
現在の倉庫も、スベリの付帯施設に見えます。
宇須々木基地施設要図によると、終戦当時は、この倉庫の位置に2棟、また写真倉庫向かって左側にも、2棟の建物があり、兵舎とも記されていますから、この内のどれかが整備庫であったと思われます。
『河和海軍航空隊基地』
同じ様なスベリが残っていますが、こちらは広大な横幅を持ちます。
現在飛び立つのは、若鷲
②『水上機係留場跡』
写真右手が『スベリ』、左手が『水上機係留場跡』
スベリの直ぐ横にあります。
こちらも大変綺麗ですが…
大規模改良がなされています。
旧海軍宇須々木基地、戦争遺跡