今回は


72番 曼荼羅寺(まんだらじ)

73番 出釋迦寺(しゅっしゃかじ)

74番 甲山寺(こうやまじ)

75番 善通寺(ぜんつうじ)

76番 金倉寺(こんぞうじ)

77番 道隆寺(どうりゅうじ)

78番 郷照寺(ごうしょうじ)

79番 天皇寺(てんのうじ)

80番 國分寺(こくぶんじ)


を廻りました。

結構ハードなたび。


まずは高松経由の高速で徳島を出発

10時頃73番付近についたのだけど、まずは、鳥坂饅頭を!と

饅頭やに。

前回とは打って変わって、平日だったからかな?誰も並んでなくてあっさりゲット!

お土産用にと沢山買ったのだけど、結局一日中炎天下の車の中においておいたので、

人にあげるのが怖くなって断念。

夫婦でほとんど平らげました。



まずは曼荼羅寺。

平日なのにしょっぱなからすごい人数の団体の人たちに遭遇。

げ~納経にまた時間がかかる~と思いながら、まあ打ち終える。

こちらのお寺で有名な不老松が枯れてなくなってしまっていました。


次のお寺73番出釋迦寺(しゅっしゃかじ)

こちらのお寺は、そのすぐ近くにあり、2分くらいですぐ着きました。

香川はお寺とお寺がほんと近い。

で、こちらのお寺のもんは、

そういえば水曜どうでしょうで最初に写っていた光景が記憶に残っていたので、

みたみた~って感じでいい感じに打ち終える。


次のお寺は、

74番 甲山寺(こうやまじ)

あまり記憶に残らないお寺でした。。


次のお寺は75番 善通寺(ぜんつうじ)

駐車場が有料からはじまって、そりゃあでかいでかいお寺でした。

もっと神聖な感じのお寺かな?と思っていたのだけど、

結構現代的なお寺で、観光客が沢山いました。

やっぱり私はヘンロといえば岩屋寺みたいなところが好き。

あとは雪の中の鶴林寺も良かったな~~~

とはいえ、空海さんが生まれたところなので、しっかりお参り。


で、本日のお楽しみの一つ。

うどんや宮たけへ~!


・・・・・・・汗


今回をもって私の中でうどんやめぐりは辞める事にしました。


というのも、宮武で食べてつくづく思ったのだけど、

徳島県の名麺堂!

結局普段いつも行っているこのお店が、やっぱりダントツで私の中ではナンバー1で

麺もダシもてんぷらも、店の雰囲気もすべてが、どうしても、

行く店行く店、やっぱり名麺堂にはかなわなかったね。。。おしまい

と終わってしまって、

たぶんいくら探しても、結局自分の中で1番をしっちゃってるのに

二番を探す旅してもねえ、、、がっかりするだけだからね。


せっかく遠くに行くのにがっかりするの分かってて食べても、意味が無いので、

もう新しいうどん屋探しの旅は辞めにしようかな~~って感じです。



でもって、少しさびしい気分で次のお寺に、


76番 金倉寺(こんぞうじ)


そして

77番 道隆寺(どうりゅうじ)

このお寺、目にご利益があるらしく、ダンナッチは、目が悪いので、よくしてもらいたいと

納める札をもらっていました。

そのお札。めめめめめめめめめめめめめめめめめ~~~~~

とひたすら「め」の字を書くところがある。結構不思議なお札です。

でも、全国から眼の病気の人が訪れているらしいです。


で、門を出てもんの前の大きなヘンロ用品のお店があり、そちらにフラッと立ち寄る。

そしたらちょうどムスメにぴったりの子供用の袖なしの白装束が売られていて、

ムスメにそれを着せておこうと、購入。うちのムスメに4歳でヘンロデビューなので、

末は大先達でしょう~。


でもってこちらのお店で初めて、錦のお札が販売されているのを発見しました。

あれってやっぱり売られているんだね。

なんか一枚一枚が分厚いから、100枚なのかなあ?すごい束になっていて8500円とかで

売られていました。

もちろん買ったりはしませんでしたよ 笑

いつか手に出来る日を夢見て、待っています。


で次のお寺、

78番 郷照寺(ごうしょうじ)

このお寺!!我が家の車のナビ泣かせで、どうにもナビでは、高い高架橋の上で

目的場所ここです!とでてきたりして、

でもって、道の表札も今一みずらくて、

ある意味初ですが、道見迷いました。

結構迷いまくって、ちょっといらいらしながら、なんとか山の上のお寺に到着。

高台にあるだけに、見晴らしはとても良く、いい感じのお寺でした。

けど次もまたこのお寺迷いそう。。。汗


そして、

79番 天皇寺(てんのうじ)

こちら境内の駐車場にとめたら200円必要です。

でもって、納経のおじいちゃんが、結構お歳の方でゆっくりな納経でした。

団体さんが来たらどうなるのだろう、、、、


で、もって本日最後の

80番 國分寺(こくぶんじ)へ。


最後で時間は4時半位。ゆっくり入っていくと、門の下で、なにやらおばさんが二人、

そこに座って托鉢?している身なりは、正直薄汚れた、お寺さんとは全く関係の無い

服装のおじさんと結構聞こえる声でお喋りをしていました。

でもって、最後にそのおばさんたちは、その人から錦のお札をもらっているではありませんか!!

たぶんお金を渡したんだと思います。

もちろんそのおばさんたちは、善意で、そこにいるそのおじさんの前のおわんの中にね。


で、おばさんたちは、超感激した様子で、うわ~~~~!嬉しいです~~!家宝にします!!

と本気で喜んでいて、それを見てしまった私は、一瞬心の中で、

「私も錦のお札ほしいな~~!けど、あの場面見てしまったし、それ分かっててお金を出すのって

嘘だよな~~お金に代えるのって違うよな~~けど、ムスメにお賽銭もって行かそうかな~」

などと、もんもんと自問しながら、

まあ帰りまであのおじさんがいたら考えようかな。。。

などと思いつつ、お参りを済ませ納経所へ。


なんとそこに、おっきな張り紙で、

「門の下にいる男にお金をやらないでください。その人は詐欺師です。盗みもします」

見たいな事をでかでかと書いているではありませんか~~~!

(・ω・)/


あらまあ、あの人詐欺師さんなのね~~~!

とビックリやらなんやら、じゃあ、さっきのおばちゃんが貰っていたあの、錦の札は、

100回後のものではないんだね~~汗と

なんとも私は引っかからずに済みました。

って帰り際門のところに行くと、門の上にもこの下の男にお金をやるな!と

書いているではありませんか!

見えなかったわ~~~


でも、あのおばちゃんたちは、あれでたぶん幸せな出来事として、過ごせるんだろうなあと思いました。だって全くもって疑ってなかったもん!

家に帰ってもココロから喜んでみんなに話すのだろうなあ~~!

けど、もう一回あそこのお寺行ったら気がつきそうだけど、、どうなんだろう。



ってな感じで、最後に結構ビックリ事件に遭遇し、本日のヘンロ旅は終わりました。

次回は85番くらいまで行って、

その次位で一日ゆっくり3寺を噛み締めながら、我が家の第1回ヘンロ旅は結願としようかな~


まあ、へとへとにはなりましたが、また一つ色々と考えさせられた、充実した一日でした。






本日も区切り打ちしてきました。


香川に入ったので、のんびりで廻っているのですが、本日も11時くらいに徳島を出発し

そのまま、四国の真ん中を走る高速にて池田インターでおりて、下道へ。


二時間ちょっと、2時前位に67番大興寺に到着。


畑の前にあってでっかいクスノキのある、良い感じのお寺でした。

ここのお寺の境内にある、三鈷の松葉の松の葉をお財布に入れておくと、

お金がたまるらしく、お寺の人が箱に集めてくれていた

松葉をもらってきてお財布に入れました。




次のお寺は、この旅唯一の、

一つのところに二つのお寺がある、68番神恵院・69番観音寺

そのまんま二つづつ本堂も大師堂もありました。

納経所は一つ。

そのまま渡したら二つづつのはんこがついてました。

ここの境内にあったら茶屋で、ぜんざいを食べました。

美味しかったよ



このあたり隣同士のお寺が結構近いので、あっけなく3個終わり、

次のお寺に、


途中、将八うどん本店にて三色うどんを食べました。

だしが薄かったけど、麺は美味しかったよ。

でもやっぱ名麺堂の方が美味しいね 笑


で、次のお寺に

70番本山寺。五重塔とかあって、結構平地にあるお寺でした。


で、三時半過ぎでじゃあもう一個せっかくだから廻って帰るか~と

ほんとはここで今日のたびを終わりにしようかと思っていたのだけど、

71番弥谷寺まで行く事に。


車で20分くらいかな。


何気に向かっているとこのお寺に向かう途中の道に、

鳥坂まんじゅうの看板が。

ここって水曜どうでしょうでみんなが食べていた、例の饅頭だよね!

って事で、我が家もよってみる事に。

ドアの出前に3人くらい並んでいたので、凄いなあと思って、近づくと、

ドアの中には20人くらいの行列が・・・!!

ビックリ一瞬どうしようかと思ったのだけど、せっかくだし並ぶ事に。


でも、奥で大量にふかし機が、湯気をだしていて、どんどん出来てきていたので、

10分くらい待ったら買うことが出来ました。


10個300円

17個500円

35個1000円


の3種類があって、だから、どうでしょうでは、35個っていう半端な数だったのか~~!と納得 笑

我が家はせっかくだしって事で、

17個の分を買いました。


で、次のお寺の境内で食べようかと思っていたのだけど、

車の中に持ち帰り、良い感じのにおいに、一つづつ夫婦で口に入れたら、

超びっくり!!!マジで美味しくて、まんじゅうなのにあっさりしてるのよ!なんていうか!!笑


で、そこから71番弥谷寺までは、10分とかからなかったのだけど、

その間に夫婦で、17個完食! 直径3センチ位の小さなまんじゅうだったからね。



で、71番弥谷寺到着。

ここは何気に最後でよったけど、実は凄い山の上で、途中から上に車を上げるには

有料になるのだけど、萌絵もいたし、上まで車で行く事に。


で、結局そこからもかなり階段上ったので、有料だったけど、上まで車で登って正解だった。

で、最後のお参り納経も済ませてちょうど5時前。



本日のお遍路は終了しました~~~~!



帰りに鳥坂まんじゅうの前をまた通ったら、ドアの前に15人くらい並んでいたから、

やっぱ人気店なんだなあと感心しました。


次回72番行ったときも、近いのでもう一度買いに行こうと思います!



帰りは、高松側の高速から帰ってきました。

四国には珍しく、ゴールデンウィークだからだろう、自然渋滞で途中のろのろ運転になりました。


で8時前に帰路へ。



香川のお遍路は、近くて日帰りでちょうどいいよ!


次回はいつ行こうかな~~☆

後16個。

4個づつ行っても4回で終わってしまうなあ~。

なんか終わる事がさびしくなってきた今日この頃です。


前回より残していた、

吉祥寺 横峰寺 前神寺を打ち終えて来ました。


横峰寺。噂では、車で行くのは大変道が狭く大変ときいていて、

運転に自信がない人は、したの横峰登山口から乗り合いバスに乗っていけばいい

との話を聞いていたので、まずは目的地をそこにして、出発


我が家からは2時間半でそんなに遠くない感じの所でした。


高速を降りて、まずは横峰寺と思っていたら、通り道に吉祥寺もあって、

では先にと、吉祥寺をお参り。


そこから、15分くらいで横峰登山口に到着。

バスの人に話を聞くと、

車で行っても全然大丈夫だよ!と言われ、

本日は、車がゴルフだったこともあり思い切って、そのまま山の上の横峰寺まで

車で行くことにしました。


そんなに細くもなく、確かに、これなら十分来るまで行っても問題のない道でした。

けど途中、土砂崩れの後が沢山あって、

むき出しの場所が結構まじかで怖かったかな。

でも問題のない道のり。

たぶん、日に日に道が整備されていっているのだろう。


横峰寺は、駐車場からお寺まで山を400メートル位歩いて下って行ったところにあります。

結構いい感じの雰囲気のお寺でした。



で駐車場に戻り、そこのあった山のお店で

アメ湯とか梅茶とかところてんとかを、注文して、一息ついてから、


次のお寺の前神寺へ。


ここもまたすぐ近くにあり、あっさり打ち終える。


残りのお寺は一日にお寺を3つづつ位としているので、

結構ゆっくりなペースでまわっても、十分お昼くらいにすべての行程が終わってしまい、

通りすがりのハンバーグ屋さんにてお昼をゆっくり取る。


で、ゆっくり下道通りながら徳島まで帰りますか~~と

ドライブを楽しみながら、帰っていると、


「愛媛県立総合科学博物館」

の看板を発見。


時間もあるし寄っていくことにした。


行ってみたら想像以上にいい感じの建物で、ちょうどプラネタリウムが

始まるところだったので、

3人でプラネタリウムへ。


もえは初のプラネタリウムに、ビックリしながらも、星の名前をナレーションと一緒に

話していた。


45分の上映時間。

たぶん残りの25分くらいかな?家族3人全員爆睡にて、笑

プラネタリウムが終了。


でもまあ楽しかった 笑



で、科学博物館を色々見て、科学遊びをしまくって、帰路に就くことに。



帰り道、吉野川ハイウェイオアシスにて、3人お風呂に入り、そのままそこで

夕飯にうどんを食べて、帰ってきました。


吉野川ハイウェイオアシスは、お遍路帰りの人が沢山いて、いつも白装束まみれです。

高速インターに併設されている温泉で、帰り道のいつもちょうど良いので、利用しています。

お風呂に入って帰ると、家に帰って寝るだけになるので、とても楽でお勧めです ☆



こんな感じで、本日のお遍路も終了。


先週に雲辺寺に、ロープウェイに乗って、行って来ていたので、

これで我が家はお遍路が66番のお寺まで進んだことになりました。


残りは22個。

香川の旅になります。


香川のお寺も、3つづつ位廻ることにして、ゆっくりそのお寺近辺の、観光を楽しんでいこうと思います。

うどん屋もしらべないとね!!


って事で、


香川が本格スタート~~~!”








本日のお宿は、友達に教わった 道後温泉大和屋本店。


道後温泉の本館のすぐ近くで、便利な場所にあった。

ホテルも部屋もとても、いい雰囲気で、たぶんこの周りでは一番か二番のホテルっぽい。


まだ少し夕飯までに時間があったので、3人で、奮発して、人力車に乗る。

軽く名所の説明を聞きながら周辺を一周する。

娘はかなり大喜びで、はしゃぎまくっていた。


で、夕飯。ホテルでの和食のお店で、なんとお店が、半分ガラス張りで、

ガラスの向こうに、結構きちんとした能楽の舞台があった。

で、私たちの夕食の時間にタイミング良く、能楽を見ながら夕食を食べることが出来た。

これはホントいい経験!感動した。


食事の途中、さすがに疲れ切ったのかいきなり娘が眠ってしまい、抱きながらの夕飯になった。

娘が寝てしまい、みんなで道後本館にお風呂を入りに行けなくなり、

結局旦那と私と交代でお風呂を入りに行く。


かつて親友と入りに行ったことがあったのだけど、考えたらもう14年も前のことで、

大学一年の時愛媛の大学に行った友達を訪ねてやってきていた以来だった。

で、坊ちゃんのお風呂に。


湯屋のいい雰囲気でとても気持ちが良かった。

次回は家族で上で団子も食べたいなあ~



次の日は、朝一でごはんを食べて、お遍路をスタート。

一番近くの石手寺より、スタートした。


ここで、私たちが首から下げていた、数珠について、そのお寺で

たぶんもう何十年も毎日を過ごしているおばあちゃんに、

首から提げるのは良くないと、教えられる。


なんでも、高野山から、問題があって?降りることになったお坊さんが

数珠を首から提げるらしい。

なので、してはいけない格好らしく、

おいおい、大泉さん!あんたテレビで思いっきりその格好で、

番組勧めてたじゃん!!ダメなんだってよ~~~!


ってことで、首から外すこととなる。

そのおばあちゃんも悪気があって言ってきたのではなく、

もし遍路中、先達の人たちで、厳しい人に見られたら、怒られるかもしれないよ

って事で、教えてくれた。ありがとう。このままだと、この格好で高野山も余裕で行くところでした 汗


ここでは、他のおばちゃんにも、お接待って事で、娘にお守りを貰った。

でもって、このお寺、そんなこともあったし、それ以外にも、とても

不思議な物がいっぱいの、千と千尋にでてきそうな、いろんな石像だったり、

色んな物が並んでいた。

また是非ゆっくり次回着てみたいお寺だった。

住職さんが、戦争反対とか、そういうことに熱心らしく、

そういった看板も色々あった。

とにかく、印象深いお寺だったな。


で、愛媛を海側を延々と、廻っていく、

今治の南光坊なんかを廻りながら、4時30分 62番宝寿寺で、今回の旅は終了~~


結局、21個のお寺を廻ってしまった。

ホントヘトヘトになった~~~。

途中道の駅でごはんを食べたり、インドカレー屋に入ったりと、

すこしは寺以外のこともしたけれど、

トータルでは95パーセント寺周り。


娘は、お寺の人に、この年から廻れていたら、将来は大先達だねと言われていました。

上手にお賽銭箱に、お金を入れ、他の人のまねをして、お経を読むまねをしながら、

毎回色んな自然と寺の中で、それなりに何か得る物はあったかなと思います。


私はと言うと、

色んな人との出会いやすれ違い。

色々見えてくるお寺事情にはじめての沢山の風景。


きっとゆっくり歩いてまわる人は、自分と向き合う時間が沢山持てるから、

色んな事が見えてくるのだろうなあ。。。


わたしも何か変わったらいいけど、

けど、変わらないでも良いのかな?と思ったりした。


ヘトヘトな長いドライブ旅行。

今回は家族だけってこともあり、自分の心のままに過ごすことができたのに、

夫婦で特に喧嘩することもなく、むしろずっと楽しく、なかよしで、

幸せで平穏な一泊二日旅行に、

私と旦那ってやっぱ気が合うなあ~(笑)

一緒にいて疲れないで、また行きたいと思える夫婦関係を

あらためて考えて、そんな間で、ずっと愚図ることも今回は、なんと一度もなく

ずっと楽しそうにしていた娘に、

幸せな家族を持てたことが、ホント幸せ


ってこの幸せを願ってのこの遍路旅。


我が家にとっては今のところ、御利益満点な旅が続いています。


結願したあかつきには、永遠の家族円満がかなえられることでしょう~


さてさて、これからのお寺は、すべて、日帰りで行けるので、

ちょくちょく廻って行こうと思います。


二回目廻るときは、

団体バスツアーに入って、先達の人先導してもらい、

いろんなお遍路のマナーや作法なんかのお話を、聞きながら廻るのも良いなあ~

一泊二日にて、42番から62番まで、

家族で88ヶ所周りをしてきました。

今回は、家族だけでの初の遠出お遍路でした。


4日の夜、11時に徳島を出発。目的地まで約3時間半

納経は7時からなんだけど、朝早く起きて行くには、体力的に辛いので、

だんなっちと話し合い、先について向こうで車で寝ていようとのことになり、

お弁当をもって夜中に出発しました。


今回の行程、


愛媛宇和島→道後→今治→西条


夜中の3時頃宇和島の41番札所 龍光寺近くに到着。

家族での旅を目的に買った車(セレナ)だったので、ニ列目三列目がフルフラットになり

家族三人で横になることが出来た。

で、しばし就寝。


でもあまりに寒くなってきて、結局旦那と私はうつらうつらしか出来なかった。。

娘は大量の布団でくるまって、いい感じに爆睡していた。


朝7時になり、お寺へ。

5分もたっていないのに、結構な人がいて、みんな朝の7時に会わせて

お参りを始めている様子。

我が家の今回の遍路旅もスタート。


42番仏木寺

43番明石寺

と近くにあり、お参りをすます。


ここから、44番大宝寺 45番岩屋寺までは、少し離れていて1時間半くらいで到着


岩屋寺

正直、車遍路では、すべての寺が記憶に残ることが難しく、

短期間で沢山廻ってしまうので、覚えていないお寺が沢山ある。

そのなかでも、今回の旅で、一番印象に残ったこのお寺。


まず、下の駐車場から、本堂まで急で細い山道を、20分ほど登らなければ行けない。

へとへとになりながら、娘を連れて三人なんとか登り切る。


その途中で、遍路を始めてはじめて、

錦のお札を見る。


お参りをするたびに本堂の納め札入れに、みんな、自分の名前等を書いた紙を

入れてくるのだけど、

お遍路の回数によって、お札の色が違ってくる。

最初は白い紙

赤や緑があって

銀色

金色 遍路回数51回~99回

錦 遍路回数100回以上


と変わっていく。


錦のお札は、100回以上まわった人が、手に出来る凄い納め札なわけです。

このお札は、持っているだけで御利益があるそうで、

でもそんな簡単にお目見えできるわけもなく、結構幻のお札だったのです。

それが、岩屋寺の本堂までの道すがらのお店で、

5枚かな?額に入れて飾ってあった。

何とも綺麗で重々しく、感動的だった。


お札入れにみんなが入れていくお札。

あの中をあさって、金や錦を探す人がいるらしい。

いっぱい本読んだけど、それを良しとしている本もあれば、いけないと

言っている人もいて、わたし的に、

お札箱を覗いて、

一番上にさらっと、今まさに乗っかったように入っていたら、

それは縁があったって事で、貰って帰ろう!と決めている。


なので、先日の三角寺では、一番上にまさに今入った様にあった、金のお札を、

ありがたくいただいて記念に残してある。


で、話を戻して、岩屋寺。

大変な山道だったけど、とても印象的でとても良いお寺でした。

真っ暗な洞窟のような所をはいると、沢山のろうそくが並んでいて、

灯がともっているの。なんとも不思議な世界に迷いこんだ雰囲気でした。


あと、岩屋だけに、壁のような、屋根のような感じで、寺を半分覆う感じで、

せり出していて、だんなっちは上ってその景色をみていました。


このたびで、我が家の必需品として、

水曜どうでしょうの、四国へんろのDVDをつけて、

あの中の大泉さんたちのペースを追い越したり、追い抜かれたりしながら、

同じ道、同じ寺を廻っていっていたのだけど、

その四国2で、大泉さんが、もののけよけに、首に数珠を下げていて、

我が家もなにか、格好のつくものをと

白装束もなんも来てなかったので、三人分の数珠を買い、

大泉さんと同じ格好で、進んでいっていたわけです。

その数珠もこの岩屋寺でゲット。後に、問題が起こるのだけどね、、


そんな感じで、娘もへとへとになりながらも頑張って、いくつものお寺を上っては周りと

進んでいきました。


岩屋寺をを終えて、やっと本日の宿、道後方面へ~~


46番浄瑠璃寺

47番八坂寺

48番西林寺

49番浄土寺

と進みました。


49番浄土寺で、

岩屋寺でも、あった、自転車でお遍路をしているらしい、

私たちより少し若い男前のお兄ちゃんに、また会い、ハイペースで車で

進んでいる私たちと変わらない速度で進んでいることにビックリして、

思わず声をかける。


さすがに向こうも、覚えていたらしく、岩屋寺でも会いましたね~ってかんじで

会話。

聞くと、横浜から自転車で来ているらしい。

格好いい自転車で凄い荷物を背負って、納経はせずに、がんがんとお参りだけして

廻っているらしい。


こっちは車で、苦労も少ないのに、娘にと、お接待に、「無事カエル」の

腕輪?をいただく。

そのまま少しお喋りをして分かれる。

こういう出会いをお遍路は出来るから少し楽しい。

自分たちも何か気の利いたお接待にあげられる物を用意していれば良かった。。。


で、もう一組、男の子、後で聞くと3月生で娘と同級生らしい、

と父親の二人組。


娘と同じ歳くらいの子が、同行二人の白装束を着て可愛らしく走り回っていたので、

凄く気になっていたのだけど、廻るペースが一緒らしく、

3寺位、行くたびに会っていた。


父と子供だけって少し珍しく、気にしていたら、納経所で、会話が少し聞こえる。。

ママが亡くなって父子家庭になり、供養に廻っている様な様子だった。

詳しくは分からないけど。

みんないろいろな物を背負っているんだなあ。。と思った。

浄土寺で、娘とその男の子が仲良しになり、一緒に走り回っていたので、

パパの方に、男の子の年齢を聞いたりしてみた。

でも、あまり話たがらない様子だったので、そのまま後に。


で、今日のお寺は終わりにして、道後温泉へ~~

先日、三角寺に行きました。

40番まで廻っていたので、本当は、そこからの続きを行くべきだったのですが、

どうにも日程的に組む事ができず、

でも、どうにも遍路に行きたい病?お四国病に夫婦でかかり、

一日で日帰りでいけて、でもって、次回廻るときに、ここ抑えていたら

廻って行くとき楽かも?みたいな事で、

ちょうど真ん中あたりで、一つ離れた所にあったお寺って事で、

三角寺で日帰りで行ってきました。


それまではずっと、仲良しだった家族と廻っていたのですが、

いろんなすれ違いで、縁がなくなってしまい、

我が家だけの再出発となりました。


ほんとうはあの夫婦と廻りたかったのだけどね。嫌われちゃったから、、残念。


でもって再出発の三角寺。

ナビのままに行ったもんだから、新しい近いルートでいけず、

変な細い道を車で登りました。。

対向車が来たらどうしよう~~とビクビクしながらの道で、

結構怖かった。。

到着して、3時位かな?

境内にはほとんど人も居なくて、

まあ、一寺だけ目的だったので、ゆっくり記憶に残るように味わって、家族で廻りました


入り口に大きな鐘があって鳴らして入り、本堂、たいし堂とお参りし、

今まで読んだ沢山の本に書かれていた

金のお札と絹の御札。

御札入れに入っていたら、有難く貰ってきていいと、書いていた本もあり、

もし一番上にヒラッとある状態だったら、頂きたいと前から考えていたのです。

で、そんな気分で御札入れの中を見たら、

なんとまあ、一番上にまさに、そのままヒラッと入っていたんです!


たぶん私たちの前にお参りしていたあの人だろう。。!


ビックリして、その金のお札を、頂く事にしました。

箱の中をあさってってのは、確かに私もどうかと思っていたのだけど、

今まさに入った御札だったので、

これはご縁があるんだろう!と思ったわけです。


で、お姿帳に一緒にはさみ、この三角寺の記念にする事にしました。


でも、錦のお札は、お店でもどこでもまだ私は見た事が無く、

どんなものなんだろうと思うのですが、

とてもご利益があるみたいですね!


縁があったら私の手に入ってくるかな。楽しみです




小林 キユウ
Route88

どの本も何かしらの初めてなんだけど、

この本は、初めて読んだ遍路本。


いつもの行きつけのカフェで、マスターに遍路の話をしていたら

この本を本棚から出してきてくれた。


で、貸してくれると言ったんだけど、それじゃあ一気に読み終わって勿体ないので?

その本読むために、何度もカフェに行って

一人美味しい紅茶と共に、味わいながら読んだ一冊。


でも、今考えると、この作者はお遍路さんではなく、

お遍路さんを取材しての本。


途中、それが一遍し、まさにミイラ取りがミイラになり、

この作者も、歩き始めるんだけどね。

しかも人に出会うために逆打ちで。。。


でも途中また歩きではなくなったのだけど、

いろんなお遍路への思いがこもった本だった。


実際私が読んだ本で思ったのが、

お遍路さんの体験本と、

お遍路ではなくお遍路さんの本を書いた人では、

なんていうか、理想やらあこがれやら、かっこよさやらが文章で全然違うの。


遍路してない人の方が、あこがれや想像で、膨らませているのか

とても夢のような世界がある、まか不思議なそれはそれは

暖かい世界があるように書いてある。


で、みんながみんな、活字にはなっていないけど遍路をしていない自分が

遍路本を書くことに罪悪感を感じているのではないか?

と思うような、謙遜が端々にでてくる。


その気持ちはなんかすごく分かる気がするけど、

けど実際は、そんなことは、全く関係ないんだけどね。


四国病の初期症状なのかなあと、最近は思ったりします。


まあなにわともあれ、どの本よりも、視点が全然違っていて面白かったです。

ちなみにこの本は、遍路を考え出した最初に読む方がいいかもね。

まだ遍路にでてない人にとって、なんとも夢が膨らむ内容かも

逆に、詳しくなってからだと、少しうざったくなるかもしれない。。?


岡田 光永
15歳の「お遍路」―元不登校児が歩いた四国八十八ヵ所

この子のお遍路のドキュメントが、ローカル番組でも放送されていて、

私が生まれてから初めて、お遍路ってなんだろう?

お遍路かあ~と、88ヶ所を意識しだしたきっかけの岡田君。


彼の日々綴っていた、遍路日記(ネットにて)をいつもチェックして、

ああ今、彼ここらあたりなんだなあ~と、

密かに応援していました。


で、そのネットで綴っていたブログをまとめたのがこの本。

内容知ってるし、読むのやめようかと思ったのだけど、

ついつい買ってしまいました。


まあ、15歳の若さいっぱいのお遍路旅だったよ。


こんな若い頃に、お遍路なんて事をできたことが羨ましい。

佐藤 光代, 浦谷 さおり
私のお遍路日記―歩いて回る四国88カ所

この本に出会ってから、本格的に歩きたくなってきたって感じかな、

私と変わらない年齢の作者のお遍路日記。


エッセイのようで、またブログのようで、33才の私にはとても合う良い本だった。

楽しそうに色んな出来事を書いてあり、イラストもまたとてもいい感じで、

なんていうか、遍路体験本では一番良かった。




高田 京子
ある日突然、お遍路さん 単行本

こちらは、ちょっと変わった遍路旅をしていて、

旅行ツアーのような形で、初めてあった同士の10人位が、先達の外国の方を先頭に

みんなで歩いていくっていう遍路旅。

徳島編・高知編・はみんなで、

それから先は、そこで知り合った人と、個人で歩いた内容になっています。


確かに遍路一人歩きは、ちょっと不安があるから、誰かとって

気持ちはすごく分かるけど、

やはり、知らない人との遍路は、何かと精神的なストレスが大変なようで、

そういったことを綴っていました。


年齢も30前後の方だったと思う。

自分と年も近いし、結構リアルに感じられました。


私も次回は誰かと歩きたいと考えているけど、

親友に振ってみたり、知り合いに振ってみたり、けど実際

じゃあお願い!っていう勇気が持てないんだよね。


っていうのは、自分が言い出しときながら先に挫折してしまいそうで、

色んな意味で、まだ不安。


とりあえず、残り半分を今年の春で終わりにして、

次回からは、お経も上げて、きちんとした形で始めたいと思っています。


ちなみに、今は白衣2着、掛け軸一つ、納経帳一つと、

全部で4つ、合計1200円の納経代で廻っています。


初めてだったし、判子押すのが思いっきり目的だったんだろうね、(笑)

今となったらそれよりも一つ一つのお寺を堪能し、

ゆっくり味わって進んでいくことが一番の醍醐味であり、

判子なんてその後なのにね。


まあでも、掛け軸は、きちんと全部そろったら、表装して、きちんと額に入れた状態で

家に飾ろうと思っています。

きっと荘厳なんだろうな~楽しみ☆