昔の手帳部屋の片付けをしていて、昔の手帳が出てきました。どこに行ったとか、誰に会ったとか、色々なことを懐かしく思い出します。他に、雑な字でびっしりと書いてあったのは……物語でした。ああ、この時は、こんな物語を考えていたんだなあ。思い出しはしましたが、ラストは全く覚えていません。たぶん、ラストまで考えないまま、書き始めてしまったのでしょう。こんなふうに、途中のままの物語は、たくさんあるのです。気が向いたら、続きを書いてみましょう。好きで書き始めたものなので、愛おしいのです。