今書いている物語に登場するアリスターは、「星になった彼」がモデルです。
ということは、アルヴィスと同じ顔をしています。
時々、とても「彼」に会いたくなります。
噴水のそばで、アルヴィスが振り返りました。
「私を呼んだわけではないみたいだな」
同じ顔です。
「ううん。あなたに会いたかったの」
アルヴィスは、また別の物語に住む、美しい魔族の長です。
アルヴィスは銀髪に紫の瞳。アリスターは黒髪に黒い瞳。なので、アリスターはアルヴィスよりもハイネと同じということになりますが、ハイネは繊細なので、性格はアルヴィス寄り……という感じですね。
「会いたいときに、いつも来てくれるのね」
「それは君が特別だからだ」
「まあ、嬉しい」
そう。私はこの虹の国で、永遠の夢を見ているのです。