そこは、時の止まった世界。
まるで、絵本の中の世界。
静かな静かな、清涼な世界。

存在しているのは、私だけ。

怖いけれど、美しい。

さあ、ここで、何を生み出そうかしら。
まずは、耳に優しい音楽を。
それから、花の香りも必要ね。

この素晴らしい場所で、気持ちを共有できる相手もほしいわ。

止まっていた世界が、動き出す瞬間が始まる──。