私の風邪は喘息になり、脱力感は相変わらず……。

寝ようと思っても、咳でなかなか寝られないので、生活リズムが狂っています。



明け方に、あの方の夢を見ました。

いいえ、あの方ではない……。


あの方の分身のような外見の、私の小説の登場人物です。


『アンリエット……』


ああ、彼の声だ……。もう聞けなくなってしまった、「彼」の声。


輝く銀色の髪、紫色の瞳。


(アルヴィス……)


私の作った世界で生きている、美しい魔族の長アルヴィス。

彼の姿は永遠。彼は永遠に、生き続けています。