医学部編入試験の合格者の属性としては、
文系が約3割、理系が約7割と圧倒的に理系が有利に見える状況でありますが、
これは単純に文系の受験者が少ないだけであると思います。
文系出身者はどうしても生活の中で、
医師を志すきっかけが、理系出身者よりも少なくなるかと思います。
受験者数が少ないと、もちろん合格者数も少ないというわけで、
やっぱり医学部の受験を考える人は、元理系の人の方が多いです。
特にどうしても仕事柄、医療系の人が医学部の受験を考える場合が多く、
医学部編入の受験者は医療系学部出身の人でかなりの割合が占められています。
医療系学部はもちろん理系でありますので、
そういう事で、そもそも文系の受験者の割合自体が少ないです。
しっかりと自分の今までやってきた事と、
医師になりたい理由を面接で伝える事ができれば、
文系であるからといって、不利になるという事はないように思います。
ただ、文系出身の受験生は理系科目を苦手とする人は結構多いです。
文系の大学は理系科目をほとんどやらずでも、
入学できるところも多いですので、
理系科目に対する勉強のやり方というのが身についていない人も多いのでしょう。
そこで、英語で抜群点数を取る事で筆記試験を通過するという戦略が
以前までは流行っておりましたが、
最近は英語の配点を下げている大学が多いですので、
文系出身者でも物理・化学・生物の理系科目を避ける事は難しくなってきています。
そういう事でいうと、文系出身者は多少不利になる場合もあるかと思います。
ただ、理系出身者でも物理・化学・生物が苦手という人は多いですので、
そんなに差にはならないと思います。
理系よりも多少不利になる点はあったとしても、
文系だからといって、編入試験はあきらめた方がいいというわけではなく、
文系出身者でも十分に戦う事ができるかと思います。
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