アレクサンダとぜんまいねずみ:七歳の自分と今の自分
いまでもそんな少年の頃のきもちを大切にもっているあなたにぴったりの本はこれ!
- レオ・レオニ, 谷川 俊太郎
- アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし
この画像をみて あっ!知ってる!と思った方…
たぶん使ってた教科書が一緒だったんでしょうね。
おいらがこのものがたりに出会ったのはたしか小学校一年生の冬です。
二年生だったかもしれません。
急性盲腸炎で二週間ほど入院したあとでした。
こくごの授業ではこの題を取り扱っていて、復帰したおいらに先生は
当てないからとにかく読んでみてね、と言いました。
当時のおいらはとにかくこのねずみがかわいくてしかたがありませんでした。
でもおいらのうちは四人兄弟でおもちゃや本は買えず、しかも入院した後だったので
子供ながらに遠慮していたんです。こどもってちゃんと気をつかうんですよw
だからどう~しても欲しかったんです。
それで二十をすぎてからようやく手に入れることができました。
少年のころにみた夢をかなえる
それはなんだかちょっと特別なことでした。
つきよのばんにむらさきいろのこいしをとかげにとどけにいく…
開いてみると思いのほか感動してしまいました。
絵本はあなどっちゃいけないっ!!!
こどもに向けて少ない言葉で、かんたんな漢字で書いてある文章。
そのことが返って率直に語りかけてきます。
それを補うような美しい模様のきれいな素材でできた貼り絵。
アレクサンダ まほうのとかげすなおでいることが なかなかむつかしいおとなたちにも
きっとこのやさしい感じが響くはずです。
コレクションするなら英語版のほうがいいかもしれません♪
寝る前に、常夜灯のオレンジの明かりのなかでライトをつけて読むのがおすすめ。