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怠け者のなれのはて(妄想と幻想の隙間で)

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青空文庫の作者欄を眺めて、ふと山之口貘という名前が目に止まる

40年以上昔に高田渡というフォーク歌手がアメリカ民謡のメロディーをつけて、よく歌っていたのを懐かしく思い出した

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歩き疲れては夜空と陸との
隙間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです
所かまわず寝たのです
歩き疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ寝たのですが
眠れないのです

近ごろは眠れない
陸をひいては眠れない
夜空の下では眠れない
ゆり起こされては眠れない
歩き疲れては
草に埋もれて寝たのです
歩き疲れ寝たのですが
眠れないのです

そんな僕の生活の柄が
夏向きなのでしょうか
寝たかと思うと寝たかと思うと
またも冷気にからかわれて
秋は秋からは
浮浪者のままでは眠れない

歩き疲れては夜空と陸との
隙間にもぐり込んで
草に埋もれては寝たのです
所かまわず寝たのです

この詩人の生い立ちを、つい最近になって知る
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