資本主義とは差異から利潤を得るシステムに他ならない。古くからの商業資本主義が空間的な差異から利潤を生み出したのに対し、ポスト資本主義は時間的な差異から利潤を生み出す。技術革新やイメージ戦略で (未来という遠隔地にいち早く乗り込むことによって未来と現在との間の生産費用や輸送時間や製品価格の差異を先取りしてしまう)のだ。
骨董もまた、時間的な差異から利潤を生む構造を持っているといっていい。
ポスト資本主義が未来からの無限の贈与を受けるとするならば、骨董は過去からの無限の贈与を受ける。つまり、過去と現在との間の、価値観や交換比率や存在数の差異から利潤を生み出し続けるのだ。
二つはともに時間の不可逆性に立脚した、ベクトルは反対だが同型の(物質)の運動なのである。
死の骨董より