平成20年12月13日、麻生首相は日中韓首脳会議を開催しました。



わざわざ日本で開く事はなかったかのような報道です。
麻生総理は福岡の子供たちに歓迎されなかったのでしょうか。


では、実際の成果はどのようなものだったのでしょう。

外務省
日中韓首脳会議(概要)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/jck/summit/0812_gai.html

”今回の日中韓首脳会議は、他の国際会議の機会を捉えて開催されてきたこれまでの首脳会議とは異なり、初の単独開催となり、麻生総理が共同記者会見で「第1回日中韓サミット」と呼んだように歴史的に画期的な会議となった。麻生総理からは、拉致問題を含む日朝関係の前進に向けた決意を述べたのに対し、両首脳は、日本の努力を理解し、支持するという姿勢を示した。”


首相官邸
日中韓首脳会議共同記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2008/12/13kaiken.html

【麻生総理冒頭発言】
”この会議はこれまで他の国際会議の機会を利用して短時間開催したことはありましたが、今回は独立して、三カ国の首脳会議を開催しました。これは歴史上、今回が初めてのことです。私は、この会合を 「第1回 日中韓サミット」 と呼びたいと思います。本日の会合では、今後、この「日中韓サミット」を、持ち回りで、年1回開催することに合意をいたしております。”

【温家宝総理】
”今回、この首脳会議で発表される三カ国のパートナーシップに関する共同声明は、三カ国のパートナーシップが確立したということを表し、そして三ヶ国の首脳が単独で首脳会談を開催するということは重要なことであり、中日韓の協力が新しい段階に入ったということができるでしょう。”

【李明博大統領】
”福岡は、大韓民国の釜山と姉妹関係をもっており、広域経済圏として協力関係を有しています。特に三カ国の首脳がこのような域内で三人が会談を行うことは歴史上初めてだと思います。”


映像としてまとめたものは次のようなものがあります。

政府インターネットテレビ
総理の動き-日中韓首脳会議-平成20年12月13日
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2313.html


感想
日本と中国と韓国の歴史といったら、聖徳太子が親書を送ったり遣唐使が派遣されたり元寇があったり日中戦争があったり、韓国の併合なんかがありましたが、それらを踏まえて、防人が勤めていた大宰府という場所で三国の新しい関係が作られていくというのは、とてもすばらしいことだと思います。
これから毎年開かれていくという日中韓首脳会談ですが、その年表の一番最初にくるのは、日本なのです。
とても誇らしい気持ちになります。
日中韓の関係が平和的に末永く続くといいですね。


ちなみに、この成果を新聞がどのように報じたのか、調べてもなかなか出てきません。

経済危機対応、共同声明発表へ 13日に福岡で日中韓首脳会議
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081212/plc0812121908017-n1.htm

”一方、日中首脳会談では、首相はわが国の領土である尖閣諸島周辺での中国調査船の領海侵犯事件について抗議する方針。東シナ海の石油・ガス田開発や「食の安全」の問題も議題となる方向だ。”(産経ニュース)

初の日中韓首脳会議来月開催へ
http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_news/vn080820_8.htm

(11/18)日中韓首脳会議、12月14日に福岡で
http://www.nikkei.co.jp/china/society/index.aspx?n=MMCHc1003018112008


感想
唯一産経新聞がまともに伝えたのみで、他の新聞は調べても記事が出てきません。
出てきても、開催するっていう記事だけで、開催した結果どんな成果が得られたのかは報じていません。
もっとちゃんとした仕事をして欲しいものです。