映画三昧「未来世紀ブラジル」 | mocaのブログ

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ことしもあとわずかとなってきました。
年末は映画館で見たい新作が多く、どれに行こうか迷っています。
今年中になんとか1本は見たいところ・・・

そんな年の瀬の今回、チョイスしたのはこちら。


「未来世紀ブラジル」 テリー・ギリアム監督  1985年



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元「モンティ・パイソン」アニメ担当、テリー・ギリアム監督の奔放なイマジネーションが爆発した伝説的カルト映画。


舞台はどこかうさん臭い未来世界。
そこでは政府が絶対的な力を持っていて市民の生活は統制され、不満を持つものは容赦なく弾圧されていく。
また科学が進歩し、さまざまな機械が人間の代わりに仕事をしてくれるものの、それらは不完全で壊れやすく、ほとんどが政府の管理下に置かれている。

平凡な公務員である主人公は、そんな独裁的な政府に対し抗議に来ていたヒロインに恋をし、政府を裏切って一緒に逃亡する———————


・・・という風にあらすじだけ書くとなんだか重い話に聞こえますが、実際にはこの映画は随所にブラックジョークが散りばめられた、コメディとも言えるような作風となっています。


言われのない罪で処刑される市民、無意味なほど徹底的な監視と統制、迷路のように複雑で融通のきかない官僚組織・・・
そんな抑圧された社会を、ギリアム監督はいかにもイギリス的なひねくれたユーモアで、バカバカしく皮肉たっぷりに描き出しています。


その上、うだつの上がらない役所務めの主人公が羽の生えた騎士になって空を飛んでたり、いきなり巨大な鎧武者が襲ってきたり、武装した修理工がターザンのように夜の街を飛び回ってたりと、苦笑いするしかないようなナンセンスなシーンが突然挿入されたりもします。


そしてそんな奔放な世界観を見事に具現化しているのが強烈なビジュアルイメージ。
正直見終わった後記憶に残っているのは話の筋よりも次々と繰り出される奇妙で鮮烈な映像の数々、、、というくらい独創的です。


そんな風に現実と幻想が絶妙にブレンドされた世界観や脱力するようなくだらないユーモア、エキセントリックな映像センスなどは、ティム・バートン監督などにも通じるところがあります。
ちょっとブラックで大人向けだけど。


テリー・ギリアム監督は、前に「12モンキーズ」を観てオチの安っぽさに拍子抜けした記憶があるんですが、今回は先の読めない展開で最後まで引きつけられました。
カルト映画の好きな人はきっと楽しめると思うので、ぜひ見てみて下さい。

それでは!


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