「あー、楽しかった。なぁ、行ってよかったやろ?」
 すっかり夕方になった風俗街を三人の女子高生が楽しそうにおしゃべりしながら歩いている。カリンが他二人に同意を求めた。
「まぁ、そうやな」
 テンリはやや否定気味に言った。しかし、結構楽しんでいたのはみんなわかっている。
「変身って本当にできるんやなぁ。私、ビックリしたわ」
「そうそう。あー、どうしよう。うち、高校卒業したらあそこで働こうかな」
「えー! 大学いかんの?」
「うーん」
 コノハは驚いて聞いた。すると、カリンは悩んでいる様子だった。
「大学は受けや! サラさんだって、アルバイトやで! 好きや言うてもあそこは風俗なんやし」
「そ、そうやね」
 テンリがしっかりした意見を言う。
 カリンは少し悩んだ後、言った。
「そうやな! アルバイトで行こう! よし、推薦で受かるように明日から勉強するでー」
 動機はかなり不純だが、それで受かるならまぁいいだろう。
「それにしてもサラさん可愛かったなぁ」
「やっぱああいう人はモテるんやろなぁ」
 カリンとコノハがため息を漏らす。
「なんや二人とも。コノハは募集中で、カリンは処女か」
「う、うるさい!」
「まぁまぁ、なんやったらわたしが紹介したるから」
「いらんわ!」
 またカリンとテンリの口ケンカが始まった。コノハはそれを見ていつものようにクスクス笑うのだった。