「キャッチボールの原則」
人を好きになることって、どんなものなのでしょうか? どうやって、それが好きという気持ちを認識できますか。どうやって相手に「好き」と伝えればいいのか、言葉で気持ちを伝えるのか、行動で表したらいいのか、何が正解なのか。一度は考えたことがあるでしょうか?
正直なところ、誰かを好きになるということは、もしかしたらこういうことなのかもしれないと考え、様々なことを試してきました。しかし、今になって、それは全て違っていたということを理解しました。もちろん、恋愛においては様々な要素が関係を築いており、その中でも最も重要なものは何だと思いますか?
私は、コミュニケーションを取ることだと考えています。
これまで、人間関係は日常生活、職場、友人関係、家族関係において不可欠なものだと考えてきました。コミュニケーションとは、どのようなことで成立するのか、人それぞれ考え方は違うと思います。他人と良好な関係を築くためには、コミュニケーションさえ取っていればいいと思っていました。
しかし、実際はそう簡単ではないということに気づきました。コミュニケーション能力には個人差があり、私はどちらかというと人見知りで、相手から会話が始まらないと話が進まないタイプです。それでも、努力して改善しようと、積極的にコミュニケーションを取るように努めています。最近では、積極的に質問をするなど、会話が広がるように心がけていますが、それでも誤解が生じてしまうことがあります。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?
誤解が生じたことをきっかけに、自身の経験を振り返り、その原因を深く考えてみました。コミュニケーションの難しさは、言葉の選び方や伝え方が人それぞれ違うからだけでなく、相手の受け取り方にも大きく左右されるということに気づきました。自分の言葉が相手にどう伝わっているか、常に確認しながら話すように努めました。その結果、以前よりも少し円滑なコミュニケーションが取れるようになったと感じています。
しかし、ここで「コミュニケーションが上手くなった」と思ったのは、早計でした。相手と話す時、単純に会話が成立すればいいのでしょうか? 相手はあなたに何を求めているのか、考えたことはありますか? なぜ、誰でもなく、あなたに悩みを聞いてほしいのでしょうか?それはきっと理由があると思います。
人は誰かに話を聞いてほしい時、ただ共感してほしいだけでなく、あなたの意見も求めているのです。それは、あなたという人に、自分の気持ちを理解してほしいから。そして、あなたの考えを聞くことで、安心感や新たな視点を得たいからなのです。
その意見に、正解・不正解はありません。相手は、あなたの考えを聞きたかっただけなのです。つまり、相手が投げたキャッチボールを受け取るだけでなく、相手が投げやすいように、投げ返してあげることも大切なのです。
以前まではコミュニケーションが人間関係のすべてだと思っていましたが、今は相互理解こそが大切だと痛感しています。相手にばかりボールを投げ続けると、いつか投げ疲れてしまい、あなたに投げなくなるかもしれません。そして、投げ返してくれる相手を探してしまうでしょう。だから、ちゃんと受け取ったボールを投げ返してあげてね!
それは、キャッチボールの原則だから。
