先週はなにがあったの?どうしてそれは起こったの?貴方は、どう思う?
それに応えるヒントの一欠片【内定への政経ニュース】!
おはようございます。本日は、2014年3月10日月曜日です。
週末には献血と北海道物産展に行って参りました。
少しでも人の役に立つということ、また、美味しいものを食べることは、心の栄養になります。今週も張り切ってまいりましょー!
さて、そんな今回のニュースは、以下の3つです。
政治 明日で3年。復興への道筋は...
経済 あと1ヶ月!サポート切れるその前に?!
国際 日米の共同開発の今
政治 政府「あと5年延長しましょう」
9日、政府は2015年(平成27)度末までの東日本大震災被災地「復興交付金」制度を延長する方針だ。事業の遅れで予算が執行できないケースもあり、財源や制度の枠組みの見直しを含めて議論する。復興が進んだ後も自治体が過度に交付金に依存しないよう、事業費を国が全額手当てする現行の仕組みは見直す。
復興交付金の対象は、被災自治体の復興地域づくりに必要な「基幹事業」と、それと関連性が強い「効果促進事業」。基幹事業は、国土交通、農林水産、文部科学、厚生労働、環境の5省40事業に限定されている。対して、効果促進事業は使途の自由度が比較的高い。昨年3月に、復興庁は自治体が申請した事業を柔軟に採択するよう運用を改善した。
経済 Windows XPのサポート停止まであと少し
4/ 9に、Windows XP、およびOffice2003が、サポートを終了する。
ようはWindouw XPになんらかのWindows XPに、プログラムの弱点・欠陥がみつかっても直すことができない状態になるということだ。通常はアップデートにより、その弱い部分を修復してきたが、4/9以降は修復ができない為、攻撃されるとウイルスや不正プログラムなどに侵入されてしまう。
LANケーブルを抜き、WiFiも切ってインターネットに一切つながず、USBメモリーも一切使わないのならば、ウイルス等は侵入できない為、使用はできるが、PCとしてネット等を使いたいのであれば、新PCを買った方がよいだろう。
国際 イージスは断念。降水観測衛星は成功。
政府は、2010年度に、高性能レーダーによって多数の標的を同時攻撃できるイージス艦搭載の「イージスシステム」を改良する日米共同開発への参加を検討していたが、武器輸出三原則に基づく禁輸政策に抵触する恐れがあるとして断念した。
28日未明、鹿児島県・種子島宇宙センターから飛び立ったH2Aロケット23号機には日米共同開発のGPM主衛星が搭載されていた。約16分後には、無事に分離。両国の担当者は、拍手で成功を祝った。
【参考メルマガ・新聞】
政治 復興交付金:政府、5年延長を検討
http://mainichi.jp/select/news/20140309k0000m010107000c.html
2014年03月09日 08時00分毎日新聞
政府は2015年度末に期限を迎える東日本大震災被災地への「復興交付金」制度を延長する方針を固めた。政府の定めた復興期間(11~20年度)に準じ、5年間の延長を軸に今夏から関係省庁の検討を本格化させる。ただ、復興が進んだ後も自治体が過度に交付金に依存しないよう、事業費を国が全額手当てする現行の仕組みは見直す方向。延長後は被災地も一定の財政負担を求められることになりそうだ。
復興交付金の対象は、被災自治体の復興地域づくりに必要な「基幹事業」と、それと関連性が強い「効果促進事業」。基幹事業が、国土交通、農林水産、文部科学、厚生労働、環境の5省40事業に限定されているのに対し、効果促進事業は使途の自由度が比較的高い。いずれも地方負担分が国庫補助や地方交付税加算で手当てされ、地方に財政支出は生じない。
復興庁は昨年3月、自治体が申請した事業を柔軟に採択するよう運用を改善。それまで対象外だった防災センターや防災公園の整備なども認めることにした。岩手、宮城、福島3県を中心に、16年度以降に事業を計画している自治体も多い。
ただ、復興交付金は14年度予算案で前年度当初の5918億円から3638億円に減額され、復興の進展に応じて15年度はさらに削減が進む見通し。復興庁には「復興予算の流用」との批判を避けたい思惑もあり、同庁幹部は「今後、自治体の要望に全て応えるのは難しくなる。本当に必要な事業に対しては、16年度以降、一定の地方負担を求めることになるだろう」と話す。【水脇友輔】
復興交付金、延長へ 政府、5年軸に調整 枠組み見直しも
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140309/plc14030921370004-n1.htm
2014.3.9 21:34 MSN産経ニュース
政府は9日、東日本大震災で被災した地方自治体への復興交付金について、平成27年度末までとなっている期限を延長する方向で検討に入った。5年間程度を軸に、関係省庁で調整を進める。事業の遅れで予算が執行できないケースもあり、財源や制度の枠組みの見直しを含めて議論する。
被災地では用地取得の遅れや入札不調などで復興事業が進んでいない場所も多く、期限後も継続的な支援が必要だと判断した。根本匠復興相は東京都内で記者団に「今やっている事業が、15年度で終わるわけでない。必要な事業は進めていく」と強調した。
政府は23年度から32年度までの10年間を復興期間と定め、前半の5年間を集中復興期間として25兆円の予算を充てる。復興交付金はこれまで8回にわたり事業費ベースで計約2兆4900億円が配分されたが、使い残しの問題もあり、26年度予算案では25年度当初比約4割減となる3638億円となった。
いわき 犠牲者追悼し復興誓う式典
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140309/k10015840481000.html
2014年3月9日 20時43分 NHK
東日本大震災で400人を超える犠牲者が出た福島県いわき市で、犠牲者を追悼し復興を誓う式典が開かれました。
式典には遺族や市の関係者などおよそ1000人が出席し、初めに震災が発生した午後2時46分に合わせて全員で黙とうしました。
そしていわき市の清水敏男市長が「震災の惨禍を語り継いでいくことが私たちの責務です。一日も早いふるさと、いわきの力強い復興と再生に向けて努力していきたい」と述べました。
遺族を代表して、津波で夫を亡くした小松純子さん(70)が「3月11日が近づくたびに悲しみと恐怖がよみがえり、あの日に引き戻されます。これまでは夫を助けられなかった悔しさ、生き残った罪悪感でつらい毎日でしたが、これからは穏やかな幸せをかみしめながら、一日一日を大切に生きていきたい」と述べました。
いわき市では、震災による地震や津波などで亡くなった人は合わせて418人で、今も37人の行方が分かっていません。
式典のあと、地元の中学生が合唱を披露し、集まった人たちは復興への誓いを新たにしていました。
津波で母親と妹を亡くした77歳の男性は「忘れたくても忘れられないです。頑張って生きていくしかありません」と話していました。
現場重視で復興急ぐ首相 被災地視察13回
東日本大震災3年
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0801A_Y4A300C1PE8000/
2014/3/8 22:57 日本経済新聞 有料版
経済 サポート終了間近、Windows XPがダメになる理由
http://www.yomiuri.co.jp/net/security/goshinjyutsu/20140221-OYT8T00941.htm
2014年2月21日 読売新聞
Windows XP、およびOffice2003が、4月9日でサポートを終了する。特にXPは、4月9日以降「ウイルスに感染しやすいパソコン」になるので、できるだけ早く新しいバージョンに切り替えよう。
4月9日以降、XPは「もっとも危険で狙われる製品」になる
日本マイクロソフト業務執行役員・最高技術責任者の加治佐俊一氏。2月13日に行われた発表会で、Windows XPサポート終了についてのガイダンスを行った
Windows XPのサポート終了まで、残り50日を切った。2014年4月9日に、Windows XPとOffice2003のサポートが終了し、アップデートが行われなくなる。正確に言うと「脆弱(ぜいじゃく)性(問題点・欠点)があれば、4月9日に最後のアップデートファイルを配布する。それ以降に脆弱性がみつかっても、アップデートはしない」(日本マイクロソフト・加治佐氏)ことになる。
最近のセキュリティの傾向とWindows XPサポート終了について。サポートが終了したOSは絶好の攻撃対象になる
アップデートがなくなると、Windows XPに脆弱性がみつかっても直すことができない。脆弱性とはプログラムの弱点・欠陥のこと。攻撃されるとウイルスや不正プログラムなどに侵入されてしまうのが脆弱性だ。言わば、侵入される穴をふさぐことができない状態になってしまう。
しかもXPは4月9日以降、もっとも危険な製品となってしまう。それは「攻撃者にとって攻撃しやすい製品」になるからだ。理由はWindows Vista・7・8でみつかった脆弱性をもとに、XPが攻撃されるからだ。脆弱性はほぼ毎月発見されており、脆弱性の内容がマイクロソフトから発表され、アップデートが配布される。
攻撃者からしてみると「Windows Vista・7・8の脆弱性が発見されたなら、きっとXPにもあるはずだろう」と考えてWindows XPを狙い撃ちする。つまりXPは「もっとも危険で狙われる製品」となるのだ。
OSは完成品ではなくアップデートが前提の「生きた製品」
Windows XPは、今までのWindowsの中でもっとも成功したOS(パソコンの基本ソフト)だと言える。発売は2001年11月で、ADSLが華やかに登場しブロードバンドが一気に普及した頃だった。「常時接続で高速なインターネットが楽しめる」と人気を集め、XPを搭載したパソコンが大量に売れた。
またWindows XPの次に登場したWindows Vistaが、動作が重いなどの悪評があったため、Vistaを敬遠してXPを使い続けるユーザーが多かった。そのため、今でもXP利用者はかなり多い。
現在のWindows XPのシェアは、調査会社によって異なるものの、おおむね3割程度だと推定されている。今すぐ切り替えるべきパソコンが、全体の3割もあるというのは、かなり深刻な状況と言えるだろう。マイクロソフトでは「サポート終了までに1割に抑えたい」としているが、実現は難しそうだ。
ユーザーにとってみれば「自分が買ったパソコンがなぜ使えなくなる?」と不満を持つかもしれない。しかしパソコンのプログラム、特に基本ソフトであるOSは、いつの日か使えなくなる時がやってくるものだ。
私たちが普段使っている家電やクルマなどは、壊れない限りはいつまでも使える。家電やクルマは、完成品として販売されているからだ。それに対してパソコンのOSは、完成品として売られているのではない。
毎月のように脆弱性がみつかり、それを直すアップデートが行われていく「生きた製品」なのだ。アップデートをすることを含めての製品であり、永遠にアップデートすることは不可能に近いため、どうしてもサポート終了期間がやってくる。
マイクロソフトではメインストリームサポートで5年、延長サポートで5年の計10年のサポートを行っている。Windows XPでは利用者がとても多かったため、これに加えてさらに3年延長された。つまり13年も生きてきたわけで、ここでサポート終了となるのは、やむを得ないだろう。
パソコンごと買い替えるのがベスト 対策製品では不安
マイクロソフトから「お願いしたいこと」。XPからの移行が間に合わない人は「セキュリティ対策をしっかり行い、すぐに移行計画をたてること」が必要だとしている
ではXPユーザーはどうすればいいだろうか。もっとも安く済むのは新しいOSのインストールだが、残念ながらXP時代のパソコンは性能が低いため、現在のWindows 8を動かすのは難しい。
とても心苦しいのだが、筆者としてはパソコンを買い替えるのがベストだと思う。XP時代の古いパソコンは廃棄し、新しいパソコンを購入したい。幸いなことに、パソコンはとても安くなっている。ノートパソコンでは5万円前後出せば、十分に使えるものが購入できるし、デスクトップパソコンならもう少し安く手に入る。パソコンはあまり使わないよ、という人はタブレット端末でもいいだろう。マイクロソフトが気に入らない、というユーザーは、AppleのMacを購入してもいい。
XPがサポート終了するのは、とても残念なことではあるが、この機会に新しいパソコンに切り替えることを強く勧める。
それでも事情によって、XPのパソコンを残しておきたい場合もあるだろう。中小企業や自治体の一部では、切り替えの予算がつかずにXPのままというところもある。そのためにいくつかの補助的な延命策は一応ある。
まずウイルス対策ソフトでは、XPサポート終了後も1年から2年前後は、パターンファイルが配布されるので、感染してしまったウイルスの検知はできる。またXP上で動かすプログラムを限定することによりウイルスの実行を防ぐ製品や、感染したとしても再起動ごとに安全な状態に戻す製品などがある。それでも脆弱性を直すことはできないので、ウイルス感染を根本的に防ぐのは難しい。
どうしてもXPを使う、ということであれば、LANケーブルを抜き、WiFiも切ってインターネットに一切つながないこと。またUSBメモリーでの感染もあるので、USBメモリーは一切使わない。それならXPでも使い続けられる。しかしながら、ネットなし・USBなしでは、パソコンを使う意味がほぼなくなるだろう。
XPサポート終了は不満だが、この機会に断捨離のつもりでXPパソコンは廃棄しよう。ぜひとも新しいパソコンかタブレットに切り替えてほしい。(ITジャーナリスト・三上洋)
ウィンドウズXP サポート切れまで1か月
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140309/t10015836401000.html
2014年3月9日 17時28分 NHK
パソコンの基本ソフト「ウィンドウズXP」のサポートが1か月後の来月9日に打ち切られます。その後はパソコンがウイルス感染する危険性が高まりますが、国内にはまだ多くの利用者がいることから、セキュリティーの専門家が早めの対応を呼びかけています。
今から13年前に発売されたパソコンの基本ソフト「ウィンドウズXP」は、日本時間の来月9日に製品のサポートが打ち切られます。その後は欠陥が見つかったときの修正プログラムの提供が行われなくなることから、パソコンがウイルス感染する危険性が大幅に高まります。
しかし、マイクロソフト社の委託による調査では、昨年末の時点で、▽国内の企業や自治体などのパソコンの20%に当たる723万台、▽個人の14%に当たる597万台、合わせて1300万台余りで、まだXPが使用されていたということです。
このため、マイクロソフト社は、新しいパソコンにデータを移す方法をホームページで周知を始めるなど、基本ソフトの切り替えを促しています。
情報処理推進機構の加賀谷伸一郎調査役は「ウィンドウズXPのパソコンは、インターネットにつながないでも安全に使うことはできない。この機会に会社などにXPが残っていないか、しっかり確認してほしい」と話しています。
セキュリティソフトでは守れない!? Windows XPサポート終了を控えてMicrosoftとセキュリティソフトベンダーが警告
http://www.4gamer.net/games/048/G004888/20140213035/
2014/02/13 16:06 4Gamer編集部:小西利明
Windows XPのサポート終了まで2か月を切った
Windows XPのサポートが2014年4月9日で終了するという話を聞いたことはあるだろうか? テレビニュースや新聞で伝えられることも多いので,耳にしたことはあるという人は多いだろう。また,「もうWindows XPは使ってないよ」という人も多いはずだ。
2013年12月~2014年1月にかけて4Gamerで開催した「2013年 冬の特大プレゼント」でのアンケート調査結果を見ると,4Gamer読者に占めるWindows XPユーザーの割合は約8.5%で,比率の上では決して多くない。だが,OS別に見ればWindows 7,Windows 8.x(32bit,64bit版の合計)に次ぐ第3位の数であり,まだまだ多くのユーザーがWindows XPを使い続けていることが分かる。
あるいは,自分自身は使っていないが,家族の使うPCがまだWindows XPだという人もいるはずだ。筆者も実家の老父母が使っているPCがWindows XPなので,どうしたものかと頭を悩ませている。
2014年2月13日,Microsoftの日本法人である日本マイクロソフトは,セキュリティソフトベンダーと共同で記者説明会を開催し,4月9日以降もWindows XPを使い続けることのリスクについて説明した。「1ゲーマーの自分には関係ないよ」と思う人もいるだろうが,決して他人事では済まされない話なので,説明会の内容をもとに,Windows XPを使い続けることのリスクと対策を説明しよう。
Windows XPサポート終了後のリスクについて説明した。日本マイクロソフト 最高技術責任者の加治佐俊一氏と,チーフセキュリティアドバイザーの高橋正和氏
サポートが切れるとWindows XPはどうなるのか?
そもそも「Windows XPのサポートが終了する」とは,どういうことなのだろうか? これにはいくつかの要素が含まれるのだが,一番重要な点は「Microsoftからセキュリティ更新プログラムが提供されなくなる」ことだ。今は毎月中旬頃に,Windows Updateで新しい更新プログラムが提供されているが,ああいったものがWindows XPには,4月9日を最後に今後一切提供されなくなる。
セキュリティ更新プログラムが提供されないということは,今後Windows XPに何かセキュリティ面での問題(セキュリティホール)が見つかったとしても,それを修正して穴埋めすることができなくなるのだ。
新しいセキュリティホールが見つかっても,それを穴埋めするセキュリティ更新プログラムが提供されないということは,その穴を利用してPCを攻撃しようとする攻撃者からPCを守ることが困難になることを意味する。
いうなれば,玄関の鍵が壊れているのに,修理する手段がないといったようなものだ。鍵が壊れても玄関の前か外で見張り番をしていれば,泥棒に侵入される可能性を低くできるだろう。だが,裏口や窓の鍵も壊れてしまえば,そこから侵入されるかもしれない。サポートの切れたOSというのは,こういう状況に似たようなものなのだ。
セキュリティソフトベンダーのFFRIが公開したスライド。Windows XPを使い続けることで,今後のリスクは年々高まっていくという Windows XP
そして残念なことに,巨大で複雑なOSからすべてのセキュリティホールを除去することは不可能に近い。
2001年に登場して以降,Windows XPには大量の更新プログラムが提供されており,多くのセキュリティホールが埋められた。それゆえ,「Windows XPは長年使い続けられた『枯れたOS』だから安心」などという意見を目にすることもある。しかし,Windows XPからこれ以上深刻なセキュリティホールが見つかることはないと,誰も保証などできないし,実際見つかっていないだけのセキュリティホールは,まだあるだろう。
攻撃する側もまた,Windows XPに新しいセキュリティホールが見つかれば,それを使って積極的に狙ってくるだろう。攻撃の成功率が高まるのだから当たり前だ。サポートの切れたWindows XPを使い続けるというのは,そうした危険を抱え続けることを意味するのである。
「うちのWindows XPマシンには,ウイルス対策ソフトやセキュリティソフトを入れてるから大丈夫でしょう」という考えの人もいるだろう。しかし,今回の説明会に登壇した多くのセキュリティソフトベンダーの担当者は,口を揃えて「セキュリティソフトだけでは守れない」「セキュリティソフトはパッチ(更新プログラム)にはかなわない」と述べている。もちろん,Microsoft主催のイベントだからそう発言したという面はあるだろうが,それが事実であることも確かだ。
現代のセキュリティソフトは多機能で優秀ではあるが,万能な防壁というわけではない。先に挙げた壊れた鍵と見張り番の例でいえば,玄関の内側にいる見張り番のようなものだろうか。有能な見張り番がいれば心強くはあるが,鍵が壊れているという問題を解消できていない以上,見張り番の盲点を突いてこられる可能性はある。攻撃の手段も多様化しているので,導入しているセキュリティソフトによっては,防ぎようのない場合もあるだろう。
「危険なサイトにはアクセスしない」「怪しいファイルやリンクはクリックしない」という対策を心がけている人は少なくないと思うが,そんな程度では足らないのが,現代のセキュリティリスクだ。信頼できる人物やサービスからのメールを装って危険なリンクやファイルを使わせるとか,信用のおけそうなWebサイトやサービスに罠をしかけておき,アクセスしただけでPCに不正なプログラムを埋め込むという手段は珍しくもない。すべてを「注意すること」だけで回避するのは無理というものだろう。
「うちには取られて困るような情報なんかないよ」「オンラインバンキングは使ってないから問題ない」と考えている人もいるだろう。しかし,オンラインゲームのログインIDとパスワードを盗まれて,ゲーム内資産が奪われるという事件を聞いたことがないだろうか。特定のゲームを狙ったハッキングプログラムも流通しており,ゲーマーにとっては現実的な悪夢だ。
あるいは,侵入してきた攻撃者によって自分のPCに不正なプログラムを仕込まれ,知らないうちに遠隔操作されて他人への攻撃に利用されるということもある。ちなみに,そうした不正プログラムを埋め込まれて遠隔操作可能にされたPCのことを,「ゾンビPC」や「ゾンビコンピュータ」と呼ぶこともあるのだが,自分のPCを他人の命令で動くゾンビにされたいと思うだろうか。
Windows XPを使い続けることの危険というのは,こうしたリスクから身を守れなくなっていくということなのだ。
根本的な対策はOSの更新しかない
最低でもWindows 7へアップグレードを
Windows XPのリスクについての話が長くなってしまったが,それではどういう対策を取れば,Windowsを使い続けながら危険から身を守れるのだろうか。答えは単純で,できる限り最新のWindowsにアップグレードすることだ。
Windowsは進化するごとに,さまざまなセキュリティ対策を取り込んできているし,セキュリティホールがあっても,まだサポート期間は十分残っている。最新のOS,つまり今ならWindows 8.1に移行するのが一番確実な対策である。
Windows XP自体のPCやインターネットと,現代のそれを比較したスライド(左)。PCの性能向上に合わせて,OS自体の防御機能も大幅に強化された。右のスライドは,Windows XPとWindows 8.1の不正プログラムに対する感染率を比較したグラフだ。両者を比べると21倍もの差があるという
とはいえ,OSの見た目や操作感が変わることを嫌ったり,ゲームの動作保証がないことを懸念したりといった理由で,Windows 8.1にアップグレードすることをためらう人は少なくないだろう。そうした制約がある人なら,Windows 7に移行しておくことが,安全性を向上できるベターな選択肢となるはずだ。
ところでセキュリティとは異なるが,PCゲーマーにとって最新OSに移行すべき重要な理由はほかにもある。それは,今後のPCゲームでは,64bit OSでしか動作しないゲームが増えてくるという可能性だ。
PlayStation 4やXbox Oneは8GBのメモリを搭載しているので,最新のゲームではより多くのメモリを使うものが作られるようになった。つまり,これらを対象に作られたゲームのPC版もまた,必要になるメモリ量が増えてくる可能性が高い。最近の例では,PC版「Titanfall」の必要動作環境に,64bit OSが挙げられているというものがある(関連記事)。コンシューマ向けには事実上32bit版しかないWindows XPでは,これらのゲームを動かすことは不可能になっていくわけだ。
セキュリティ対策だけでなく,今後のゲームを快適に遊ぶためにも,新しいWindowsへの移行が必要になっている。もしまだWindows XPを使っているというなら,真剣に移行を検討してほしい。
国際 日米、イージス共同開発を断念
http://jp.reuters.com/article/kyodoPoliticsNews/idJP2014030901002028
2014年 03月 9日 18:34 JST 共同通信 ロイター通信
政府が2010年度に、高性能レーダーによって多数の標的を同時攻撃できるイージス艦搭載の「イージスシステム」を改良する日米共同開発への参加を検討したものの、武器輸出三原則に基づく禁輸政策に抵触する恐れがあるとして断念していたことが9日、分かった。政府関係者が明らかにした。こうした事例が一つの契機となって、政府内で武器三原則の見直しを求める声が急速に高まったようだ。
関係者によると、イージスシステムの共同開発で、政府は武器三原則に基づき、第三国に技術移転する際には日本の事前同意が必要になると主張。これに対し、米側は安全保障上の理由などから難色を示した。
日米防衛産業、対話再開 「武器三原則」緩和にらむ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1302W_T10C14A2PP8000/
2014/2/14 0:02 日本経済新聞 有料版
輝き宇宙へ、日米拍手=ケネディ大使も視察—種子島
http://jp.wsj.com/article/JJ11610196053718704089516594501080728918095.html
2014年 2月 28日 10:02 JST 更新 The Wall Street Journal Japan
満天の星に向け、まばゆい光を放ちながらH2Aロケット23号機が飛び立った。28日未明、鹿児島県・種子島宇宙センター。日米共同開発のGPM主衛星は約16分後、無事に分離。両国の担当者はほっとした表情を浮かべ、拍手で成功を祝った。
記者会見した米航空宇宙局(NASA)のマイケル・フレイリック地球科学部長は「天気予報をさらに正確にし、貴重な水資源をさらによく管理できる」と胸を張った。4カ月前から種子島に来ていたという米側の開発責任者アート・アザバージンGPMプロジェクトマネジャーは「衛星が順調に稼働し、疲れているが非常に良い気分」と晴れ晴れした様子だった。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小嶋正弘プロジェクトマネジャーは「いよいよ(日本が開発した)二周波降水レーダーの出番が迫ってきた。非常にわくわくしている」と期待をにじませた。打ち上げを担当した三菱重工業の宮永俊一社長は「今後も100%の成功を目指し、最大限努力する」と述べた。
キャロライン・ケネディ駐日米大使も打ち上げを視察。「目を見張るような打ち上げで、刺激を受けた」と感動した様子で話した。
[時事通信社]
降水観測衛星、28日未明に打ち上げ 日米共同開発、種子島からH2A23号機で
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140226/scn14022618440001-n1.htm
2014.2.26 18:43 MSN産経ニュース
三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、日米共同開発の降水観測衛星を搭載したH2Aロケット23号機を28日午前3時37分、種子島宇宙センター(鹿児島県)で打ち上げると発表した。
搭載するのは、雨や雪を地球規模で高精度にとらえる「全球降水観測(GPM)計画」の主衛星。JAXAと米航空宇宙局(NASA)などが共同開発した。開発費は打ち上げ費用を含め785億円。
同センターで会見したNASAのプロジェクトマネジャー、アート・アゼルバージン氏は「H2Aは成功率が高く、非常に信頼している」と話した。
GPM計画は各国の複数の観測衛星が連携する国際プロジェクトで、地球温暖化の研究や災害対策などへの貢献が期待されている。
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