強くなりたい。
自分の望みを叶えるため――生きるために

望みはたった一つ。
「物語を読む」こと

その前提条件として
・作家が生きていける世界を維持すること
=情報に規制があったら書けない。読めない。
・人間のほとんどが読み書きできること
=本の良さが伝わらなくば、本屋も図書館もないだろう。


まぁ、この個人的な願いは当たり前のように叶えるとして…

大嫌いな『普通』について認識を改める必要があるようだ。

「『普通』というのはね、『他人の迷惑にならない』という意味なんだよ。
普通でない者は、その指向性が善であるにせよ悪であるにせよ、定めし他人を傷つけるものだのだ。
そして結果、自分も傷ついてしまう――傷つきの繰り返しさ。それが永遠に続くんだ。生きている限り、死ぬまで、ね」
西尾維新『
零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)/西尾 維新
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』p.13




人を傷つけると、自分も傷つき、心地好く本が読めない。
だから、他の人が『恣意的に人を傷つけよう』とした際に、それを批判する場合を除いて、人を傷つけたくはない。

そうは言われても、『普通』は嫌いなまま。
しかして、私はこの上ない凡人。

「人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない」(太宰治、『ヒトクイマジカル』中表紙)。

凡人たる私は、自分で行動し言動に責任を持つので精一杯。
誰かに影響を与えるだなんてそんなこと、悲しいことに、(今はまだ)ない。

故に、私は相も変わらず『普通』を忌避して生きましょう。


かといって、強さのみ求めて真っ直ぐ行くのもマズイようだ。

「《強過ぎると》……《本気が出せない》。あまりにも強靭過ぎると、対極する存在がいないって。対抗勢力がないゆえ、バランスが取れなくなるってさ」
西尾維新『ヒトクイマジカル殺戮奇術の匂宮兄妹』p.88、p.228

ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)/西尾 維新
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「強過ぎることは、弱過ぎることと同じ。最強と最弱とは、通じる」
「強靭と脆弱は、まごうことなき表裏一体なんだ。だから、だからこそだからこそ、バランスが、精密を髄まで極めたバランス感覚が必要なんだ。
《弱い》っていうとマイナスイメージが先行するが――弱いってことは警戒されないってこと……危険視されないってことだ。
そしてテメェの弱い部分を知っていれば、その弱点について、一切油断しない。死に物狂いになれる。
守るものを持たなければ防御する必要がない。何も持ってなければ貪欲になれる。
全てを諦めていれば、絶望しない。
最後尾を走れば、後ろから撃たれることはない――誰からも観察されることもなく、誰もを観察できる。人の心の隙をつける。
強いは弱い、弱いは強い
――だからといって、当然弱いだけじゃ駄目だ。
強さと弱さの、バランスが必要……太極図のように。明と暗、陰と陽」
p.229

まずは観察、か。
己の弱点から目を逸らしがちな私は、しっかり自分の欠点に向き合わないと『弱さ故の強さ』をいつまでたっても手に入れられないね。