新たな時代に向けて咲き誇ったサクラ今年の桜の開花は例年より少し早かったような気がしますが、その後低温の日が続いたこともあり、長くその花を楽しめたように思います。少なくとも、昨年の入学式の頃は桜の木に桜の花はなく、少しだけ寂しさを感じたことを覚えています。桜はなぜこれほど人の心を掴むのか。春の訪れの象徴であり、新しいスタートの喜びの象徴であるからなのでしょうか。思えば今年の桜は平成最後のサクラ。それを知ってか知らずか、長く長くその美しさを誇示しているように見えます。「毎年の事」と思っていても、やはりその美しさから目をそらすことはできませんでした。カメラを向けている時点でこちらの負け(笑)桜の花を見ながら駆け抜けてきた平成を思うとき、まるで桜はそれら全てを受け止めてくれているように感じられ、だから今年は長く咲いてくれるのかと。半ば自分の都合の良い思いでまた桜を見つめている。来年はどんな思いで桜を見つめるのだろう。