新しい仕事を探すにあたって、まず自分は何をやりたいのだろう、と心の声を聴く必要があります。
スムーズに転職するなら今までの経験を活かし、同じ業界をあたった方が給与もそれほど落とさずに転職できるような気がします。
実際、前職の給与よりも良い条件で正社員を紹介された事もありましたが、私は今までの業界には全く興味はありませんでした。
では、何に興味があるのか。
いくつか興味のある業界はありましたが、その中の1つがマッチング事業です。
「営業だよね?」と言ってしまえば営業です。
私が希望したのは、人生の経験値が高い方が(要するにある程度の年齢の方が)顧客と良好なコミュニケーションが取れる仕事でした。
1社目、応募します→書類選考通ります→面接します。
その時に言われたのは・・・・・、
「今まで比較的大きな会社さんでお仕事されていたようですが、この仕事は想像しているのとは違うと思いますよ。
マッチングさせるのが最終的なゴールですが、ゴールに行きつくまでに人を人並みに育てる必要もあります」
要するに、私の前職での「商材」とうちの「商材」では大きく質が違うから、あなたが思い描いているような営業はできませんよ、と言っているんだな・・・と理解したのですが・・・。
ただ・・・・・表現が適切ではないかもしれませんが、そうであれば商材に適したマーケットで商材を活かせばいい話しで、「大きな会社」とか「うちは・・・」はあまり関係がないように思え、応募者の立場のくせに「向上心のない会社?」という判断をするに至ります。
同じ業界の2社目。
この業界では比較的大手になると思いますが、面接を担当してくださった方はこう言います。
「(世間の人々は)何か勘違いをされてると思うんですよ。
いつまでも自分が選ぶ側だと思っている。フラットに見た時には決してそうではないのに。
マッチングの前に、その事実に気が付いて登録してもらえるか、マッチングはその先です。
つまり、登録してもらえないことにはマッチングもできない。
登録がなければ仕事がないということで、うちは非常に早期離職率が高いです」
・・・・・で、早期離職に至らないためにどんな対策をしているの?
早期離職率が高いってことは、
①研修が充実していない
②フォローアップがない
③パワーバランス
④そもそも登録を促進できるほどの活きたリストがない
など、様々な要因があるはず。
営業なので向き不向きは当然ある中で、人財を活かす取り組みを何一つ語らない担当者に対し、応募者の立場のくせに「こんな会社で働くのヤダ」という判断をするに至ります。
以前、私も採用面接に携わる事もあり、その際の研修で言われたことが、
「面接は会社が応募者を選択する行為でもあるが、応募者がその会社を判断する場でもある」という言葉が思い出されます。
そんな事を言うと、「あなたはもう選ばれる立場ではないんですよ」と言われそうですがね。