震災の前年に祖母が他界し、葬儀には出席しましたが、その後お墓参りには行けない状態がずっと続いていました。
仙台から原ノ町まで常磐線が復旧し、6年振りに息子と2人で訪れることに。
車を持たないため、行きたくても行けなかった田舎。
とても感慨深いものがあります。
常磐線は亘理を過ぎる頃から高架線になっていました。
写真ではすごくわかりにくいと思いますが、田んぼを下に見下ろしています。
防風林の松の木林が続いていた海岸線は
何も見えません。
新地では駅前から海岸までを更地にする作業が続き
今更ながら私の想いは、
「何もなくなってしまった」。
溢れそうになる何かを押さえるのに必死です。
今回の訪問について。
毎年、毎年、祖父母に会いに訪れていた地ではあるけれど、直接被災していない私の想いを綴ることは、時に無神経に聞こえる事があるかもしれないと思い、とても言葉に気を付けているつもりですが、配慮が足りないところがありましたらお許し下さい。
見たままの「今」を綴っていこうと思います。





