薄日を受けとめる梅雨入り、色づく紫陽花。それはまるで地上で舞う花火のように思えて、ついつい足を止めてしまうから目的地に着くまでに、とても時間がかかります。額紫陽花は、梅雨の薄日を全身で受けとめて輝く。まるで天上に薄日をはねかえすように。